1.《ネタバレ》 こんなすごい作品があったんだと感動。登場人物のプロファイリングも、スートーリーの進行に含める形でしっかりと描き込まれています。しかも、私の大好きな100分程度の作品。とっても引き締まって無駄の無い作りです。カール・マルデン、エドワード・G・ロビンソンの好演に加え、アン・マーグレットの悪女ぶりもとってもいいです。黒人の男の子の使い方もとっても上手です。唯一の欠点は、マックィーンの恋人の役割がが明確でなく、いない方が作品を引き締めたのではないかと思います。ラストも、恋人と抱き合うより、黒人少年にまで負けて一人寂しく立ち去る、どこまでもツキに見放された男を演じる方が良かったかなと思います。レイ・チャールズの音楽も、こういう状況の男性を表現するのには(普遍的に)ピッタシです。派手な道具立てはないけれど、傑作です。最後に・・マックィーンって、、、すっごく格好いい~~!!!癖になりそう。