2.《ネタバレ》 文句無し。これほど揺さぶられる映画はそうあるものでは無いと思う。
ただ、いくつか挙げるとすれば、中谷美紀の関西弁が微妙な感じがしたのと、ラストの射殺のシーンは原作とくらべると説明不足な気が…。あれでは撃たれたときにちょうど携帯電話が鳴ったという感じだけで、警官は足元を狙ったのに携帯が鳴ったためバランスを崩してしまい致命傷につながる場所に命中しまったという、皮肉(生きたいというコールの対比)が薄れてしまっているような。(もし原作読んでなかったら僕は絶対気づかなかった)
もちろんそんな点があっても充分過ぎる内容です。
最後に付け加えると、この映画に嫌悪感を抱けるような楽しく明るい日々を過ごしたい、とも感じますけど、仕方が無いです。