3.《ネタバレ》 これを見てミュージカルの見方が変わりました。もともと学園ものが好きなのもあるけど、これは大当たり。ザック・エフロンの人気が急上昇しているのにも納得。きっかけは合唱部の妹がミュージカル好きでたまたま見ただけなのですが、ここまで徹底してベタなシナリオに完全ハッピーエンド主義にはつっこみをする心が良い意味で折れました。ラストの全員参加の迫力は凄まじく、心が温かくなります。子供が見て後悔しないように挑戦することの大事さを気付けば嬉しいですね。この作品の良い所はキャラの存在感やシャーペイ&ライアン兄弟のような嫌味なキャラも嫌味に思えない力があることでしょうね。あの兄弟のラストの変わりようも勢いで気になりません。ラストの締めでシャーペイがジークにクッキーのお礼&抱擁までするというハッピーエンドに抜かりないところは好感が持てます。「サウンド・オブ・ミュージック」なんかが評価されていますが、子供一人一人の存在感が薄く、感情移入も出来なかった。いかにも名作という作品を悪いとはいわないが、軽く見られがちなこういう作品も評価されるべきだなと思います。始めから人気者っていう設定と「スラムダンク」が成功したような良い所で切るというのが斬新。普通なら本番の舞台も映すところだろうけど、そこを消したことでテンポが良くなっていて良い。あ~本当に役者もキャラも音楽も良かった。余談ですが個人的にシャーペイ役のアシュリー・ティスデールに魅力を感じました。特典の「ダンスにチャレンジ!」は彼女のためにあるように感じました。初めてサウンドトラックというのを欲しくなりました。満足☆