12.《ネタバレ》 前作に非常に落胆していた一人としては本当に楽しめる作品でした。迫力も圧巻!
何しろ1と2に思い入れがある身としては随所にちりばめられたちょっとした
繋がりの小ネタが嬉しくて嬉しくて。まずスカイネットの暗殺リストの2位が
ジョンだと知らされ、ジョンが1位は誰なんだ?と聞いた際の答えの
「カイル・リース」という一言は、20年以上前にマイケル・ビーン扮する
カイルにすっかり乙女の恋心を抱いた私としては、ジワッと涙がにじんでしまいました。ジョンがモトターミネーターというバイク型マシンをおびき出すのに
使った曲が2のメインテーマ・・・製作者側の気持ちが伝わってきました。
しかしなんと言ってもスカイネット本部内でジョンが遭遇する“あれ”ですよね。
まさかあんな形で登場するとは知らなかったので嬉しいびっくりでした。
そして前作ではジョンのあまりのブサイクさに心底キャスティングした製作側を
恨んだものですが、若き日のカイル役の俳優がエドワード・ファーロングを
彷彿とさせる憂いを帯びた美少年(^^♪だったので大満足。
マーカスという完全な新タイプのターミネーターと抵抗軍との間には
この映画の見所のひとつでもある、人間とターミネーターとの心の触れ合いが
描かれており、溶鉱炉に沈むターミネーターを泣いて悲しむ前作のような
感傷的な部分もあります。
3で離れたターミネーターファンを取り戻すのには十分過ぎるほど楽しめる作品です。