1.《ネタバレ》 原作、ハリウッド版は見ていません。
2時間を越える長作品だったが、尺の長さを感じさせず最後まで作品に引き込まれた。
唯一、気になったのは馴染みの無いスウェーデンの人名か。
次々と登場人物が出てくるのだが(名前だけの人物もいたが)、とにかく顔と名前が一致しない。
・・・というか名前を覚えられない(聞き慣れない人名だったから)のが辛かった(>ω<)
しかし、そんなことが吹っ飛んでしまうほどリスベットの存在が大きい。
黒メタルなファッションに身を包み、危険な瞳のリスベット。
一発でぶっ飛んだ。
彼女にハマれるかどうかで、この作品の好き嫌いが分かれるのではないだろうか??
デンジャラスなリスベットとは間逆の人物として主人公のミカエルがいる訳だが、リスベットが危険であればあるほど、主人公が光ってくる。
うまい!
リスベットがいなければ、多分、地味な主人公で終わっていたことだろう。
作品自体は『セブン』のような聖書を引用した猟奇殺人を解き明かすミステリーなのだが、『セブン』に比べたら幾分地味なのは否めない。
だが、ミカエルとリスベットの関係が徐々に変化していく様子が丁寧に描かれており、単なるミステリーだけで終わっていないところが面白い。
また、個人的には北欧インテリアがとにかくオシャレで、それを観るのもまた楽しかった。
久々に面白い作品を観た!
そう思えた作品でした。