ドライヴ(2011)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ドライヴ(2011)

[ドライヴ]
Drive
2011年上映時間:100分
平均点:6.49 / 10(Review 81人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-03-31)
アクションサスペンスラブストーリー犯罪ものロマンス小説の映画化バイオレンス
新規登録(2012-03-03)【8bit】さん
タイトル情報更新(2019-09-07)【Olias】さん
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監督ニコラス・ウィンディング・レフン
助監督フランク・キャプラ三世
キャストライアン・ゴズリング(男優)ドライバー
キャリー・マリガン(女優)アイリーン
ブライアン・クランストン(男優)シャノン
ロン・パールマン(男優)ニーノ
オスカー・アイザック(男優)スタンダード
アルバート・ブルックス(男優)バーニー・ローズ
クリスティナ・ヘンドリックス(女優)ブランチ
ラス・タンブリン(男優)医者
内田夕夜ドライバー(日本語吹き替え版)
廣田行生ニーノ(日本語吹き替え版)
脚本ホセイン・アミニ
音楽クリフ・マルティネス
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
製作フランク・キャプラ三世(共同製作)
マーク・プラット
製作総指揮ジェフリー・ストット
配給クロックワークス
録音ロン・ベンダー
あらすじ
自動車修理工場で働く寡黙な男。凄腕のカースタントマンとしても働く彼には、犯罪現場からの逃走を請け負う裏の顔もあった。ある日、彼は同じアパートに幼い息子と暮らす人妻に恋をする。しかし、2人の中が上手く行くかに見えた時、服役していた彼女の夫が出所。その借金に苦しむ姿を見かね、男は母子を救うために夫の強盗を手助けするが、それは危険な賭けだった…。 ジェイムズ・サリスの原作を映画化し、数々の映画賞を受賞したクライム・アクション。
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7.《ネタバレ》 好き嫌いの分かれる映画なのでしょうね。わたしはライアン・ゴズリングがこんなシリアスな演技ができるなんて思ってもいなくて、どんどん惹かれました。ちょっと「タクシードライバー」を思わせるところもあって、タランティーノや北野を思わせるところもあって、でも映画全体に流れる空気感はまた全然違っていて、今までにない映画だと思う。黒にスウィートピンクの筆記体で文字が出るのもなんかすごくいい。わたしが一番好きなシーンは、スーパーから出てきたライアン・ゴズリングがスーパーの紙袋を車の上において振り返って歩きはじめる場面。
はちかつぎひめさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-04-25 10:23:33)(良:3票)
6.タイトルから想像するほど走りまくる映画では、無いのです。設定といい、夜の雰囲気といい、ウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』を連想させます、が、ここにはイザベル・アジャーニみたいなアヤシイ(妖しい)人はいなくて、もっとピュアな“恋愛”があります。しかしそれ以上にピュアな、“暴力”があります。この映画、場面場面をビシッとキメてきます。画面をキメるため、しばしば登場人物がショットの中で大きな動きを見せません。そこが本作の良いところでもあり、悪いところでもあるのかも知れないけれど。疾走するカーチェイスのシーンですら、主人公は涼しげな表情を我々に見せ続けます(よくある安い映画では必死の表情でハンドルを切りまくるところですね)。そしてそのクールな、しばしば優しさすら溢れる表情の裏には、実は狂気が隠されていたことを思い知らされる後半。狂気の者に、安住は決して許されない、という訳で、実にシビレまくる映画でした。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-10 09:15:25)(良:2票)
5.《ネタバレ》 映画全体に漂う雰囲気に惹き込まれる。登場人物を客観的に狙うカメラワークやロスの街並みを粗く捉えた映像。そしてなんといっても使われる曲やスコアがいい。暴力シーンは多いが、いつもは静的ながら瞬間的に躊躇なく暴力的になる難しい役柄を演じたライアン・ゴズリングにも圧倒された。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-05 09:49:47)(良:1票)
4.主人公がとにかくクールで、「自分もこんな男になってみたい」と思いながら鑑賞していました。この感覚は、僕が子供の頃に映画『バットマン』を観ながら「バットマンになりたい!」と強く願っていたのと似ている気がします。この寡黙なドライバーから、スーパーヒーローのような資質を感じました。荒っぽさはあるものの、真っ直ぐと自分なりの「正義」を実行する。男の憧れですね。本作はとにかく画が最高に綺麗でした。台詞も極力抑えられていて、映像で表現しています。俳優陣の演技も一級品。音楽もスタイリッシュでカッチョイイ。アーティスティックな作風ですが、娯楽性もあるので見やすいと思います。酔いしれちゃいました。
Y-300さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-12-08 23:34:23)
3.《ネタバレ》 2012.12.09鑑賞。冒頭の車内からのカットのみでカーチェイスが秀逸。外から撮らなくてもこんなに緊迫したカーチェイスが撮れるんだと感動しました。話の内容は東映任侠もの的ないかにもな話なのですが、嫌いじゃない笑。主人公の子供のような笑顔、北野監督の「痛く撮らなければ暴力肯定になってしまう」と言わんばかりの痛いバイオレンス描写と、カッコいい音楽、そしてかわいいヒロインと四拍子揃っているので、言うことなしですね。
かんちゃんズッポシさん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-09 23:22:41)
2.《ネタバレ》 冒頭から、どこの国の音楽かわからないがそれとなくキャッチーで若干ダサイ匂いのする音楽が多用され、雲行きに若干の不安を抱きましたがそれを一転させる静けさにグッと集中力が高まり緊張感が全身を包みました。音のON / OFFによる意識的な聴覚への刺激が生む、視覚の集中。冒頭でこの作品の、あるいは監督のやらんとしていることが明解で「ON / OFF」の切り替えによる効力を存分に発揮させた作りになっており、監督の作家性とすごくマッチしていたように想います。また、主人公の過去どころか名前すら明かされないこの物語が何を観客に投げかけているかと言えば、観客の想像力を信じているということです。大まかな人物像を描き、その他は説明はしないことによって観客は無意識に彼のバックグラウンドをおのおので想像するのです。このライアン・ゴズリング氏、序盤のポーカーフェイスはようするに理性、冷静さの作られた彼の表情であってそれがアイリーンを愛してしまった事で強固であった筈の理性が徐々に崩壊し出します。壊れかけの彼の心情は「説明」ではなく「画」の中の行為、それを象徴させる「何か」で表現されているのがラジエターを直すシーン。手元だけを照らす照明、顔は暗部。後ろに流れる音楽がその手元を狂わす。壊れているのは彼の心であり、車の心臓部ともいえるラジエター。正常に戻す為、また走り出す為、あるいは理性をそこに維持する為。メタファーが心を抉るようにその切ない心理がヒリヒリと胸に滲みる。そして狂い出したラジエター。理性とは。今日の文明社会ではやっていいこと、だめなことが山ほどあってそれをモラルとか道徳観とか法律とかマナーとか、そういった社会の一人として波風立てず生活する為に“破壊の本能”を押さえる自己制御の意識。その意識の強かったのは、本能が人一番強い彼がいたからだろう。彼自身が最も彼をわかっている、それが観れば観るほどよくわかるからこそ、その崩壊のカタルシスとアンビバレントに押し寄せる切なさに胸が苦しくなる。相手を求めれば求めるほどに比例して、喪失を予感させ、その一連が終わった瞬間、このシーンの全てが暴力であり、愛である事を強く感じました。ラストシーンも同じで、生きているかも知れないし、すぐに死ぬかもしれないが、その先を観客が想像した時、映画がその人の中で真に動き出す瞬間なのだとぼくは思います。
ボビーさん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-13 20:50:42)
1.《ネタバレ》 主人公の顔がヤワだったので油断したが、豪速球のバイオレンス映画だった。主人公は一体何者? という部分は最後まで謎。C・マリガンはやっぱり可愛い。シンプルでクール。良かった。
kaaazさん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-06 18:47:15)
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【点数情報】

Review人数 81人
平均点数 6.49点
011.23%
100.00%
200.00%
311.23%
444.94%
51518.52%
62024.69%
71923.46%
81214.81%
978.64%
1022.47%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.20点 Review5人
4 音楽評価 6.16点 Review6人
5 感泣評価 1.00点 Review2人
chart

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
音響効果賞ロン・ベンダー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2011年 69回
助演男優賞アルバート・ブルックス候補(ノミネート) 

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