ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

[ライフオブパイトラトヒョウリュウシタニヒャクニジュウシチニチ]
Life of Pi
2012年台湾上映時間:127分
平均点:7.33 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-01-25)
ドラマアドベンチャー動物もの小説の映画化3D映画
新規登録(2013-01-06)【3737】さん
タイトル情報更新(2019-07-13)【イニシャルK】さん
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監督アン・リー
助監督ウィリアム・M・コナー(第一助監督)
キャストスラージ・シャルマ(男優)パイ・パテル
イルファン・カーン(男優)パイ・パテル(成人)
アディル・フセイン(男優)パイの父 サントッシュ・パテル
タブー(女優)パイの母 ジータ・パテル
レイフ・スポール(男優)カナダ人小説家
ジェラール・ドパルデュー(男優)貨物船コック
ジェームズ・サイトウ(男優)保険調査員(上司)
アンドレア・ディ・ステファノ(男優)教会司祭
木村良平パイ・パテル(日本語吹き替え版)
本木雅弘パイ・パテル(成人)(日本語吹き替え版)
矢島晶子パイ・パテル(11歳~12歳)(日本語吹き替え版)
木下浩之サントッシュ・パテル(日本語吹き替え版)
山像かおりジータ・パテル(日本語吹き替え版)
菅生隆之貨物船コック(日本語吹き替え版)
土田大カナダ人小説家(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・マギー
音楽マイケル・ダナ
編曲ブルース・ファウラー〔編曲〕
コンラッド・ポープ
撮影クラウディオ・ミランダ
製作アン・リー
ギル・ネッター
ウィリアム・M・コナー(製作補)
製作総指揮ディーン・ジョーガリス
配給20世紀フォックス
特撮ビル・ウエステンホーファー(視覚効果スーパーバイザー)
ギョーム・ロチェロン(視覚効果スーパーバイザー)
ドナルド・エリオット(特殊効果コーディネーター)
リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
BUFカンパニー(視覚効果)
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
アンナ・ピノック(セット装飾)
ガーソン・ユー(タイトル・デザイン)
編集ティム・スクワイアズ
録音ユージーン・ギーティ
フィリップ・ストックトン
ダグ・ヘンフィル
ロン・バートレット[録音]
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未見の方は注意願います!
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16.《ネタバレ》 「なぜ少年は、生きることができたのか」という投げかけから、万が一トラと漂流してしまった場合(絶対にありえないが)、生きて帰れるサバイバル術を紹介しながら3Dのびっくり映像を楽しむ子供向け作品かと思ったのですが、序盤の宗教感の話からして哲学的で子供向けではないなと見る目が変わり、ラストでこの作品の深さに唸った。あそこまでの漂流記を3D映像でリアルに見せた後に、全く別の漂流記を饒舌に語るのはいったい何なんだろう。肩すかしを食わされたような騙されたような、一瞬がっかりした気持ちになったのだが、見終えてからの余韻が尋常ではない。これも全て計算なのだろう。物凄い映像を見せ夢の世界に引っ張り上げておいて、ラストでバッサリ突き落とす。そしてどちらを信じる?と選択させる。今の今まで見せられたものを信じたいが、それは少年の頭の中だけの世界だったというオチも面白い。まんまとやられたな、という読後感を残す作品。やっぱり哲学的な話だったんだなと。ただ一瞬でも裏切られた気持ちを抱いてしまったので、-1点。振り返らなかったトラが妙にリアルなので、やっぱりトラ編を信じたい。どちらにせよフィクションなのだが、考えるのは楽しい。同じく原作読みたくなりますね。
ちゃかさん [映画館(吹替)] 9点(2013-02-06 18:33:07)(良:1票)
15.IMAX3Dにて鑑賞。予告やCMで押されているだけのことはあって、3Dには圧倒的な迫力がありました。10年前に『ハルク』を撮ったきりで、最新テクノロジーに明るいイメージのなかったアン・リーですが、本作では技術を完璧に使いこなしています。リドリー・スコットやピーター・ジャクソンといった一流監督達が長年の経験で身に付けてきたことを、この人は本作だけですべてやりきっているのです。これには驚きました。素晴らしい映像と音響、そして3D効果、映画館で観てよかったと思える映画でした。。。
技術面の素晴しさも然ることながら、内容面も最高でした。オスカー最有力候補はダテじゃありません。動物たちの描写がとにかく上手くて、あざとい擬人化を避けながらも各個体にきちんとした性格付けを行っており、肉食動物が草食動物を食べるという当然の事実からも逃げていません。かなり生々しい描写もあるのですが、露悪的になる一歩手前で踏みとどまるという抜群のバランス感覚には唸らされました。息を呑むほど美しい場面も一つや二つではなく、芸術的にも非常に充実しています。3D効果と相まって、本当に素晴らしい体験ができました。笑いあり、見せ場あり、スリルあり、その上オチの付け方まで素晴らしく、悪いところのまったくない完璧な映画でした。リアルタイムで観たことが人生の宝になるレベルの映画だと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 9点(2013-01-26 22:02:30)(良:1票)
14.《ネタバレ》 「すごく変わった映画だな」と数年、観るのを保留にしていました。
とてもキレイな映像で、まるで一緒に海を漂流していたみたいな気分。
美しい異世界に行ったようで、楽しい映画体験でした。
「虎と小さなボートで?」「そんな馬鹿な」という疑問を、納得のカタチで答えてくれました。
他にない映画ですね。好きな映画です。
激辛カレーライスさん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-07 22:18:57)
13.アン・リーは、CG使わないと思ってたんだけど
ここまでの表現がされてるとは驚きました。
ファンタジー系では、指標となる映画だと思います。
というかこれ以上ないかも。映画館か大画面でもう一度みたいな~
glxynt2さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-08-22 01:40:44)
12.大人も楽しめるファンタジー!
映画館で観たい映画。

タイトルとCMに騙された。
こんな内容なら映画館にすっ飛んだのに‥( ´∀`)
思ってたような説教くささはなく、ユルい映画として楽しめる。

DVDなら夜に観た方がいいと思う。
エログロないから子供にもみせられるけど、子供には理解しづらい大人向けの映画。
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 9点(2015-08-13 16:47:41)
11.《ネタバレ》 「衝撃の映像美」とかいわれて、おまけに3D映画だったりしたので興味がなかったんですが、すごい映画でした。途中つじつまが合わないところがあったりするのはきっとそういう映画なんだと思っていたら、挙げ句の果てにあのミーアキャット。ひどい話だな-やっぱり3Dが売り物の映像美だけの映画だったんだな-と思っていたら、全部最後のもう一つのストーリーのための伏線だったとは…。パイの救助船での孤独さとかいろいろ考えさせられました。映画館で見たかった。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-15 21:13:20)
10.美しい映像に感動しました。1回目は吹き替え、2回目は字幕で見ました。声優の選択がよく、耳障りでなく、すんなり入れました。さて、うわさに違わぬよい作品だったと思いました。純粋なパイ少年の無垢な目が神との対話(「雷」だったり、島、だったり)を可能にしたようにも思える。「その名にちなんで」の名コンビが出ていらっしゃったのもうれしいです。
HRM36さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2013-07-29 11:19:39)
9.《ネタバレ》 「ビッグ・フィッシュ」を思い出しました。彼の作は「ウソのような本当の話」でしたが、本作は「信じられないような事実、のようなウソの話」でした。いえ、命を守るためについた、誰も傷つけることのないウソはウソじゃありません。比べるもんじゃないとも思いますが、ワタシは本作の方が好き。
なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2013-06-22 12:39:30)
8.《ネタバレ》 予告を見た時は単なる映像美の映画だと思っていたので、おそらくこれは見ないなぁと思っていました。ところがアカデミー作品賞にノミネートされたので手の平を返し鑑賞(笑)。結果、非常に余韻が強く残り、一つ一つのシーンを思い出して考えて、改めてもう一度ちゃんと最初から見たいと思わせる、非常に良くできた作品でした。宗教の意味で言うと、日本人も出ている所に、なるほど、と思いました。
ネフェルタリさん [映画館(字幕)] 9点(2013-03-14 08:35:55)
7.《ネタバレ》 ベジタリアンの主人公が、人肉を食べるという結末に衝撃を受けます。あの悪童コックを食べたということです。コックは「お前らは偽善者だ」と言いたかったのでしょう。生きる、ということはもっと本能的なものなのだ。動物の肉すら食べたことがない主人公が、コックの人間学を実践し、そのコックの肉を食べるという皮肉。少年は自分が許せない。彼は宗教家であり、自分こそ善良な人間だという自負があった。幻想的なまでに美しい海の景観は、己の罪を覆い隠し、美化したい主人公の欲求が作り上げた壮大なファンタジーである。トラと漂流したという究極のでっちあげは、おぞましい現実から目をさらすためにつくりあげたカモフラージュ。もちろんトラ=主人公本人です。罪深い自分をトラに見立てた。そして少年がトラを受け入れる瞬間、すなわち少年は自分自身の罪を受け入れたことを意味します。少年とトラの長い漂流は、実は少年が、己の罪(=トラ)に苦しみ、自殺するかどうか葛藤していた時期です。少年は自分を赦した。生きる道を選択した。アーメン。さらにトラを擬人化しなかったことは評価できる。トラが少年に対して友情を感じ、「パイちゃん助けてくれてありがとうね」なんていうそぶりを見せたら、たちまち本作品は失敗作で終わっていた。私ならリチャードパーカーに助演男優賞を与える。たまにはレッドカーペットにトラを走らせてアカデミー賞の低視聴率を解消しやがれ。私が言いたいことは1つである。「トラと漂流した話をそのまま信じろ!」事実は1つ。しかし真実は人の数だけ存在する。ファンタジー万歳!
花守湖さん [映画館(吹替)] 9点(2013-03-09 23:26:44)
6.《ネタバレ》 観終わった後,余韻が長く続く映画でした..最大の理由は,どちらが本当の話なのかという問いかけですが,他にもまだまだあります. 動物たちは何を比喩していたのでしょうか? シマウマ,チンパンジー,ハイエナ,トラ,そして,人間.これだけ千差万別の生き物が1つの箱船(宇宙船地球号か?)に集まれば,本当はどうなるのでしょうか? 冒頭シーンに登場するマンガで,口を開けて人間の心の中を覗いた神は宇宙を見たという話の解釈も様々です. これらの問いかけをしつつ,後半の見事なまでの映像美が余韻に加わり,しばらく他の映画を観るのを控えようか,という気持ちでいます. ※もう一つの話が淡々とした語りで済まされてしまっていますが,あれはあれで正解だと思います.例えば,ユージュアル・サスペクツではラストに映像を交えながらの語りがありますが,ライフオブパイで同じようにもう一つの話の語りに映像を加わえてしまうと,せっかくのそれまでの映像美が台無しになる気がします..
urslaさん [映画館(吹替)] 9点(2013-02-17 13:04:44)
5.《ネタバレ》 とても良質なファンタジー映画でした。この物語に対して「はたしてどちらが真実であったのか」を考える事自体が野暮だと思うくらいに、パイの事故に対する深い悲しみや生に対する強い思いがひしひしと伝わってきました。ラストの記者とのやりとりでのパイの「ありがとう」が大変印象的でした。
honeydewさん [映画館(字幕)] 9点(2013-02-02 23:38:03)
4.リアルとファンタジーの融合。これぞ黄金伝説。
tonaoさん [映画館(吹替)] 9点(2013-02-02 21:39:35)
3.《ネタバレ》 良いですね。この手の映画は必要以上に虎を擬人化したりしてリアリティを無くしていく場合が多いのですが本作は違います。虎は虎として本能のままに生き、関係を保つのは人間側の一方通行の友情になります。それが自然ですし人間と猛獣の関係なんですね。なんて思って観ていたら最後にアレレ?色々なメッセージが込められていた物語だったわけね。と種あかしされます。今年イチをもう観ちゃったかな?と思えるような映像も素晴らしい映画でした。
東京ロッキーさん [映画館(字幕)] 9点(2013-01-25 13:17:46)
2.キャストアウェイやオープンウォーターなど、遭難ものの映画はそれほど珍しくないが、トラと漂流してしまうとは何とも奇抜で面白い発想だと思う。しかし、設定が前面に押し出される映画は、観る前は面白そうでも、実際に観るとがっかりするパターンが多い。正直あまり期待していなかったのだが、本作はありがたいことにその期待を見事に裏切ってくれた。
まずは設定を最大限に活かしたストーリー展開が素晴らしい。メインは主人公が遭難してからなのだが、序盤で主人公の生い立ちや価値観が綿密に描かれており、ストーリーに説得力をもたせるための下準備がしっかりできている。ただ動物と一緒に遭難するだけの陳腐な映画になっていない。
さらに映像にも様々な工夫がなされている。海ばかりで寂しくならないように、美しいCGが視覚的にも楽しませてくれる。幻想的な光のアートと海の生物達が、まるで童話のごとき世界観を創りだす。子供から大人まで飽きることなく観ていられるだろう。

ばかぽんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2013-01-21 06:35:20)
1.2012年12月に海外で観ました(3D)。 とにかく、ストーリーが突飛で文句無くおもしろい。 原作本に極めて忠実に映像化しています。 また、救命ボートの形状や特徴などは文章よりも、映像のほうがわかりやすいです。 そして、3D技術は進化しているんですね、前に観た3D映画よりもはるかに見ごたえがありました。 あとは、この映画を観た後で構わないので、是非とも原作本を読んでもらいたいです。 ブッカー賞を受賞したこの原作本のすごさが再確認できると思います。
ミスプロさん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2013-01-06 17:56:56)
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 7.33点
000.00%
110.86%
200.00%
300.00%
421.72%
554.31%
62319.83%
73025.86%
83328.45%
91613.79%
1065.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.44点 Review9人
2 ストーリー評価 7.53点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review12人
4 音楽評価 6.77点 Review9人
5 感泣評価 6.12点 Review8人
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【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞アン・リー受賞 
撮影賞クラウディオ・ミランダ受賞 
オリジナル主題歌マイケル・ダナ候補(ノミネート)“Pi's Lullaby”(作曲)
作曲賞(ドラマ)マイケル・ダナ受賞 
視覚効果賞ギョーム・ロチェロン受賞 
視覚効果賞ビル・ウエステンホーファー受賞 
視覚効果賞ドナルド・エリオット受賞 
音響効果賞フィリップ・ストックトン候補(ノミネート) 
音響効果賞ユージーン・ギーティ候補(ノミネート) 
音響賞ロン・バートレット[録音]候補(ノミネート) 
音響賞ダグ・ヘンフィル候補(ノミネート) 
音響賞ドリュー・クニン候補(ノミネート) 
美術賞アンナ・ピノック候補(ノミネート) 
美術賞デヴィッド・グロップマン候補(ノミネート) 
脚色賞デヴィッド・マギー候補(ノミネート) 
編集賞ティム・スクワイアズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞アン・リー候補(ノミネート) 
作曲賞マイケル・ダナ受賞 

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