3.《ネタバレ》 2017/5/20再鑑賞
冒頭のバーカウンターで会話する二人の間に必ずと言って良いほど、”LADIES”の文字が。
上手い!!
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鑑賞する前は半ば馬鹿にするつもりだった。
無駄に出演者が豪華なB級SF作品にありがちな感想、
"ちゃんと仕事選べや、イーサン・ホーク…" 程度の印象しか持たないのだろうなと考えていたが、
良い意味で見事に裏切られた。
タイムパラドックス物で良くある、拡げた風呂敷を後半無理やり収束させる展開では有るものの、
映画で無ければ表現出来ないエンタテイメント性を上手く活かした傑作だと思う。
前半で魅せるイーサン・ホークの胡散臭さは流石芸達者。
そして、数奇な運命(私だったら精神崩壊必至)を辿る主人公を巧みに演じた
サラ・スヌーク! お世辞抜きで本当に良い演技をしている。
本作でこの女優さんの事を初めて知ったが、
海外俳優陣の層の厚さに改めて感服させられた次第。
鑑賞した後の "なんか凄い作品観ちゃったぞ" 感や、
観た後で作品についてじっくり考えてしまう反芻度合いからしても、
現時点では2017年度個人的No.1。
私は傑作だと思います。