1.《ネタバレ》 タランティーノ監督が最新作を出したということで早速鑑賞してきた。
何の前調べもせずに鑑賞したのが逆に良かったかも知れない。
もしタランティーノのファンならば、インターネットで書かれていることははあまり気にせず
そのまま映画館に足を運んでもらいたい。絶対に楽しめるはずだ。
この映画の内容は最終章の題目Black Man, White Hellが上手く表現していると感じた。
決して派手なアクションシーンはないのだが、一つ一つの暴力シーンは圧倒的で目を覆い隠したくなる程グロテスク。
全ての破壊行為が終了した後のミニーの店内は地獄そのもの。
作品名が示すように登場人物全員が可愛げのないくそったれ。
そんな中でも突き抜けてクレイジーだったウォーレン演じるサミュエルL.ジャクソンの演技には天晴。
この俳優はタランティーノ作品と特に相性がいいように感じる。
今回のヘイトフルエイトではタランティーノの処女作レザボア・ドッグスとコンセプトが少し似ていたり(ミステリー密室劇)、レザボアに出演しいた懐かしい俳優が久しぶりに再登場したりと、原点回帰(?)の意気込みが少し感じられたりした。
近年のタランティーノ監督作品の中では一番私好みの作品だった。