1.映画作りに青春をかける物語という時点で映画ファンとしては面白くない訳が無いし、とにかく撮りたい映画を撮るために全力で突き進む感じは「映像研には手を出すな」を思わせるし、とにかく熱い内容だったし、思い切り青春だった。
とにかくこういう青春映画が観たかったという私の要望に合致していた。
キャラクターも皆個性的だし、変なあだ名が付いているのに説明が無いのも気になるし(パンフを読んで判明したが)、とにかくどのキャラクターも愛おしくて好き。
中でもやはり主人公のハダシのド直球で突っ走る感じが最高だ。
自分の撮りたかった映画の主役にぴったりな人物と映画館で運命的に出会いそのまま追いかけるくだりが最高だった。
走って走って川に飛び込んでまで追いかける。絶対に逃さないと決めたからだ。
「私の映画に出て!」
「あなたじゃないと撮らない」
なんて全力かつ真っ直ぐな台詞だろうか。
時代劇って斬る事が愛情表現だったんだなぁ。
好きだからあなたを斬る!
嗚呼これこそ正に青春映画だよなぁ。
とにかくこの映画が好きだ。
もう好きってしか言えない。