11.エイズに対する知識がまだ世の中に浸透してない頃のアメリカを舞台にはしているとはいえ、とても深く考えさせられた。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-01 04:51:51) |
10.トム・ハンクスに圧倒。本当に感染患者なんじゃないかと思うくらい、えらく迫力があった。オスカーも当然ですね。印象に残ったシーンは図書館のシーン。親切と思って言ったおじさんの一言が、余計に人を傷つける。なんともやりきれない気持ちになった・・・。デンゼル・ワシントンの行動は勇気あるものでした。「人間の尊厳」という言葉が、見てる間中ずっと頭を駆け巡ってた。人の映画の見方やその映画に対する考え方は様々で、万人に「10点満点の名作」と呼ばれる映画はこの世に存在しないと思います。ある人は怒り、ある人は感動の涙を流す。同じ映画で笑ったという人だっているはず。それはこのサイトの各レビューでも明らかだし、決して悪いことではない。むしろそれだからたくさんのジャンルの映画が存在し、楽しんで選ぶことが出来る。しかしこの映画で何も感じない人は、きっと人間に対する愛情が、浅い気がする。 |
9.《ネタバレ》 ある意味この作品からトム・ハンクスの実力が証明されたのではないでしょうか?エイズにおかされ衰弱して行く様子を見事に演じています。彼の作品の中では1.2を争う作品ではないかと思います?それにもましてすばらしいのが弁護士役のデンゼル・ワシントンです。エイズにおかされたベケットを最初遠ざけていたが、最後はベケットの為に裁判で勝利を勝ち取り、病院に駆けつけた時はかなりグッときました。冒頭に流れるブルース・スプリングスティーンの曲が印象に残っています。 【みんてん】さん 9点(2004-06-06 14:00:16) |
8.《ネタバレ》 床に倒れる――トム・ハンクスのただそれだけの動作に「名演」を見せつけられた。さすがにハリウッドの底力はすごい。 図書館で司書に「個室のほうがいいでしょう?」と親切ごかしの差別を受け、「あなたはそのほうがいいのか?」と切り返すセリフ、シナリオも光った。 ホモセクシュアルそしてエイズという重いテーマをステレオタイプに訴えるのではなく、映画という娯楽性を十二分に踏まえたうえで、観客に考えさせる。演出、脚本、俳優たちの演技、すべてが高いレベルで結実。これを名作といわずして何を名作というのか、と思わずにはいられない。 【delft-Q】さん 9点(2004-05-05 11:33:57) |
7.《ネタバレ》 敏腕弁護士のアンディがエイズにかかったことにより、職場から不当な解雇処分を受ける。納得できないアンディは元同僚相手に裁判を起こす。やがてアンディが同性愛者であることにも焦点が向けられて…。というストーリー。「全てが平等なのは法廷の中だけ」というワシントンのセリフがまだ記憶にある。世の中の差別や不合理を映画を通して訴えているので、いろいろ考えさせられました。ま、ゲイは嫌いですが。 【流月】さん 9点(2003-12-30 17:49:11) |
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6.なによりもトムハンクスの演技がよかったです。ホントの病人患者に見えてびっくりしました。エイズに加え、ゲイまで・・。友情をいうものはいつもいてもいいものです。ちゃっかり脇役でバンデラスもでてたし。でも、デンゼルワシントンに口ひげは似合わない・・・。あと分かりましたか?B級帝王のロジャーコーマンがでてたことを。 |
5.問題提起がハッキリしていて、考えさせられて、しかもテキスト的にならずにいるので良い作品。トム・ハンクスもさすがだったけれど、デンゼル・ワシントンの演技も秀逸。あの弁護士のキャラクターが何よりとても良かったのだと思う。実際に、まったく偏見を持たずにいられるわけがないのだ。だが、偏見はあっても差別をしないということは、とても大変だと思うので、あの弁護士はとても素晴らしい。当時は新人のアントニオ・バンデラスが、なんていうか、たしかにさりげなくそこにいて、存在感がある。 |
4.減量して、やつれて、エイズ患者を演じ切ったトム・ハンクスのオスカーの演技は見事でした。クライマックスは、断頭台に露と消える「アンドレア・シェニエ」の恋人、マッダレーナのアリアに、主人公が感情移入していく場面。マリア・カラスのアリアもまた、感動的です。映像では、ミラノ・スカラ座でのエヴァ・マルトンによるマッダレーナが必見です。 【チャターBOX】さん 9点(2003-05-28 15:23:20) |
3.とても良い映画だった。絶望的に困難な状況で命をかけて偏見と戦っているのに、決してヒステリックに叫んだりしない。トム・ハンクスの演技も素晴らしくて、特にオペラをバックに感情を爆発させるシーンは圧巻。号泣しました。この映画を見て私も、自分自身を裏切ったりしない、強くて優しい人間でありたいと強く感じました。 【黒猫クロマティ】さん 9点(2003-03-28 10:48:19) |
2.僕にとってこの映画は、デンゼルワシントンに断られて、事務所から通りにでてくるトムハンクスの表情、このシーンが全てといってもいいくらい。かつて矢野顕子氏はチャーリーパーカーの魅力について「音が出た瞬間の感触・・」というよな意味の発言をしていましたが、映画にもそのような一瞬があることを確認。構成とか台詞とかカメラとかそういったものでなくその一瞬のみで十分金を払う価値があると思います。 【POS】さん 9点(2002-06-29 01:57:40) |
1.思い出すと泣きたくなる映画のひとつです.トムは、後日 NHK の“ Actor's Studio ”でのインタビューで、共演したのエイズ患者について語りながら、言葉をつまらせていた.彼が演ったことがほんとによかった. 【シャリファ】さん 9点(2001-05-15 10:45:54) |