11.最新作“パート4”の劇場公開に合わせるように、テレビ放映されていた今作をチラリとだけ観た。
民放のカットだらけの吹替え版を観るつもりは毛頭無いので、本当に一瞬しか観なかったのだけれど、その一瞬のミラ・ジョヴォヴィッチが、あまりに若く麗しかったので、翌日、ブルーレイディスクをレンタルしに走った。
2001年の公開時に映画館で観てから何度か観直したとは思うが、かなり久しぶりに観た感覚で、やはり主演女優の初々しさが印象的だった。
“バイオハザード”シリーズの一作目である今作が、正味のところどんな映画かと問われれば、ずばりこう言いたい。
麗しいヒロインの”半裸”で始まり、“半裸”で終わる映画である、と。
今作は、世界的な大ヒットテレビゲームをスタイリッシュな映像美と卓越したホラー性で見事に映画化した秀作である。
監督のポール・W・S・アンダーソンのエンターテイメント映画作家としての力量は本物だったと思う。
ただし、この映画の成功における最大の要因は、主演女優の存在に他ならない。
ミラ・ジョヴォヴィッチの類い稀な“セクシーさ”と、アクションの体現との合致が、この映画を人気シリーズに発展させ、アクション映画における“スーパーヒロイン”の価値を確立したと言える。
“人気シリーズ”とは言いつつ、残念ながらこの一作目の満足度の高さに対して、他の作品は遠く及ばない。
その原因は様々あるとは思うが、今回改めて今作を観てみて、最たる原因が分かった。
それは、“エロさ”の圧倒的な欠如だ(大真面目)。
元来、ホラーにエロスは付き物だということは、長い映画史を振り返っても明らかである。
ミラ・ジョヴォヴィッチも子を産み、年齢的には既に“熟女”であるが、彼女が再び一肌脱げば、この“パート1”を越える”パート5”も充分に有り得ると思う(熱望)。
※追記
“最終作”の「6」を観た直後に再鑑賞。
アリスがカワイイ!ミラ・ジョヴォヴィッチが若い!!
最終作のラストは、再びこの赤いドレスを纏って締めてほしかったな。