1.《ネタバレ》 岩井俊二が撮影する少女は躍動感にあふれている。
この作品の松たか子も例に漏れず。二十歳の松たか子は衝撃的にキュートだ。
特に最初の荷物が運ばれてくるシーン。
引越し業者をどうにか手伝おうとする彼女の行動に自然と笑みがこぼれてしまった。
優しくてどこか繊細な彼女。
(他のレビューワーさんが記述しているように)
この映画はそんな兎月の日常の一部を描写するプロモーションビデオに近い。
4月という短い期間を切り取った不思議な魅力を持つ作品。
最後壊れた赤い傘で雨を凌ぐ彼女の姿とそこに浮かぶ笑顔。
なんだか明るい未来の兆しが見えた。