1.《ネタバレ》 ルパン感は90点。個人的にはとても好きな作品です!お宝返却大作戦と銘打ちながらもそこまでの過程は盗みとそれほど変わらず。作中次元も言っていましたが、むしろ盗むより返すほうが難易度は高そうですね。その中でも、盗んだ真実の口をコロコロ転がして戻したり、スーパーカーを展示されてるレプリカにぶつけてそのまま入れ替えるとか、アニメならではのコミカルな返し方はやはり見ていて楽しい。
最近、アニメや漫画の実写版をいくつか見たのですが、やはりアニメだからOKで楽しめる表現というものがあると思う。逆に実写だからこそ楽しめるものもあり、その二つはなかなか相容れないのではないかと思う次第です。合うものもあるかもしれませんが、なかなかレアケースな気がしますね。
デジカメで証拠写真を撮って送信というのも面白い。今では当たり前に思える技術ですが、これがやっていた2003年当時くらいだとまだデジカメや携帯カメラも出だしくらいで、撮ったものが自動ですぐ送信されるなんて画期的だったのでは。
相変わらずの次元のリボルバーへのこだわりや、ロシア美女の扱う銃が古い型だったり、ルパンのワルサーであったり、スパイアクションとして楽しめるというのもルパンシリーズの良い点ですね。
最後に、今回のお宝はああいう形のものだったわけですが、初めに書いたように個人的にはこういうお宝は大好きです。心に残る誰にも盗めないお宝って良いですよね。これを見てサグラダファミリアに興味を持ち、ガウディを知り、死ぬまでに行ってみたい場所の一つになりました。
ただ、トリックダイヤに群がるマフィアやチンピラはどの程度あのお宝のことを知ってダイヤを求めていたんでしょうね。ああいうお宝と知っていればあんな血生臭い連中はそもそも寄り付かなかったはずで。そりゃまあこれはルパンシリーズなんでああいう展開になるのはわかるんですが、その流れにちょっと無理やり感を感じてしまいました。
気になったのはそれくらいで、あとはとても好きな話です。ルパン好きなら是非オススメしたいですね。