1.《ネタバレ》 こういう映画が大好きなことに気づかされた。
女二人のバトルを最初はかわいらしい程度の毒づきかと苦笑していたら
背筋の凍るような恐ろしさに目を見張ってしまう。
スピーディーでテンポのよい流れで、だれることない短い時間は絶妙。
激しくも切なく、醜くプライドを誇示しつつも美しいほどに潔い二人の戦いっぷり。
可哀想な女性だということには変わりなく、
ラストは分かりつつも一番良い終幕だったと思います。
小池さんの演技は素晴らしいと思いました。
そして野波さんにも見せられた。二人の演技なくしてこの映画はありえない。
最後に、この映画、下手なホラーよりもずっと怖い。
個人的には呪怨やリングに恐怖を感じないのですが、こっちには恐怖を感じます。