家光と彦左と一心太助のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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家光と彦左と一心太助

[イエミツトヒコザトイッシンタスケ]
1961年上映時間:93分
平均点:8.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
コメディ時代劇シリーズもの
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タイトル情報更新(2024-06-30)【イニシャルK】さん
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監督沢島忠
キャスト中村錦之助(男優)一心太助/徳川家光
進藤英太郎(男優)大久保彦左衛門
中村賀津雄(男優)徳川忠長
桜町弘子(女優)お楽
北沢典子(女優)お仲
田中春男(男優)笹尾喜内
山形勲(男優)鳥居土佐守成次
平幹二朗(男優)柳生十兵衛三厳
北龍二(男優)徳川秀忠
杉狂児(男優)源兵衛
沢村宗之助(男優)加東家一家
吉川博子(女優)およし
赤木春恵(女優)お常
松浦築枝(女優)春日局
風見章子(女優)北の方
中村時之介(男優)三河屋平助
中村錦司(男優)根岸平八郎
小田眞士(男優)大八
高松錦之助(男優)土井大炊助利勝
水野浩(男優)武田道庵法印
星十郎(男優)伍助
明石潮(男優)尾張大納言義直
徳大寺伸(男優)酒井阿波守忠行
源八郎(男優)暁天堂
尾上鯉之助(男優)柳生又十郎宗冬
坂東簑助(六代目)(男優)柳生但馬守宗矩
香川良介(男優)安藤対馬守重信
薄田研二(男優)本多上野介正純
木暮実千代(女優)お豊
脚本小国英雄
音楽鈴木静一
撮影坪井誠
企画小川貴也
中村有隣
配給東映
美術井川徳道
編集宮本信太郎
録音東城絹児郎
照明和多田弘
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3.《ネタバレ》 魚(うお)~~~!面白い!面白すぎます。この作品!いやあ、こんなにも面白い、とにかく笑える作品がまだあったとは、ここのサイトに来るようになって、色んな方のレビューを見るようになり、もしも、このサイトの存在を知らなかったら、間違いなくこの面白い映画の存在も知らなかったと思うし、観てなかったと思います。こんな面白い作品を素晴らしいレビューで私に教えてくれたお二方、ぐるぐるさんとMrs.sozeさんにまずは感謝致します。もう既に2人が書いているようにこの作品、本当に面白いです。何と言っても中村錦之助の一人、二役、これに尽きる。家光と太助の入れ替わり、これがまた本当にお見事と言いますか、面白くて、特に太助の中村錦之助が良い!何だか川島雄三監督の大傑作「幕末太陽傅」のフランキー堺のような粋な感じが最高です。家光に成り済ましてのすり足、本当に笑えます。その時の「その方、魚の匂いがするぞ!」ていうじいの演技も笑えるし、また女優陣にしても素晴らしく、中でもお仲演じる北沢典子がこれまたたまらん!魚が勿体無い!のでその分、2点マイナスも中村錦之助の魅力でプラス1点てことで9点!これ、DVD欲しい!それにしてもこんなに面白い作品がたった2人だけのレビューだとは、寂しい!一人でも多くの方に観て欲しい傑作です。最後はちょっとどころかかなりしみじみと笑えて泣けて、本当に面白かった! 今のところ観た中村錦之助の出ている映画の中で「宮本武蔵・一乗寺の決斗」と並んでこの作品が特に面白いと思いました。他の中村錦之助出演映画もまだまだ観たくなりました。
青観さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-16 21:19:56)(良:3票)
2.これは喜劇として傑作に入ると思うので、私も乗っからせてもらいます。神保町で今、「時代劇特集」をやっていて、今週「中村錦之助小特集」として、「関の弥太っぺ」、「沓掛時次郎」「武士道残酷物語」「真田風雲録」「反逆児」「殿さま弥次喜多」と本作を上映していて、未見作品3作品を観たんですが、この作品が一番好きです。

「ズレ」を交換に使った見事な脚本。「小国英雄流石にやっぱ巧いなあ」と序盤感じた。だって、将軍・家光と江戸の魚屋・一心太助を交換するのだから面白くないわけがない。でも、それ以上に錦之助の演技の幅に感心。「将軍の威厳」と「魚屋のキップの良さ」を見事に演じきっていて、とにかく笑いの連続でした。
あと、進藤英太郎・中川怪奇モノの常連・北沢典子、あと、家光を補佐する役目で一緒に魚屋にいった柳生十兵衛・平幹二朗がストイックながらも時折見せるお茶目さが最高だ。

「くるしゅうない!すておけ!!」の錦之助には特に笑ってしまった。あの陽気さに当時天国に居た山中貞雄や伊丹万作が手を叩きながら笑っていたに違いない。
演出も冴え渡り、江戸の城のよりどっしりとした陰湿な官僚的な世界と魚市場のあの活気あふれる(動きの多さ・早さ)の対比が素晴らしい。魚市場での人の多さとスピード感は川島雄三も唸ったはずだ。

と堅い感想はさておき、多くの人が楽しむ「娯楽時代劇」としては最高峰に入るかと思います。
とにかく観てください(笑)



サーファローザさん [映画館(邦画)] 9点(2008-04-01 17:32:18)(良:1票)
1.《ネタバレ》 シリーズ4作目『家光と彦左と一心太助』。意外ながらとても良かった。
大久保彦左衛門が月形龍之介から進藤栄太郎に、お仲が中原ひとみから北沢典子に代わる。前作で死んでしまった彦左が、川勝丹波守で神尾備前守たる悪徳旗本だった進藤栄太郎になったことに最初は違和感バリバリだったが、意外にも進藤彦左も世話焼き感満載で、B級的なそれなりの味がある。

見た目そっくりの錦之助による太助と家光の入れ代わりは、コメディの常套でもあり、面白かったけど、やはり最大の見所は、最後の錦之助−家光と錦之助−太助の大立回りの競演。そこに賀津雄−忠長も加わる。東映イチと言われた錦之助の美しい立ち回り、それを家光で堪能できる。そして、荒々しい太助の体技による立ち回りも。こんなスカッとするチャンバラは他にない。東映時代劇でも最高に属する場面なのではないか。

山形勲も正義の伊豆から一悪党に逆戻りとなるが、同じシリーズなのに東映も人使いが荒いというかなんというか。
onomichiさん [インターネット(邦画)] 9点(2024-07-14 00:47:13)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.75点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8125.00%
9375.00%
1000.00%

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