8.《ネタバレ》 ウォン・カーウァイの「花様年華」に並ぶ最高傑作の1本。
「恋する惑星」よりコッチの方が解り易いし、面白さはこの作品だろうね。
「恋する惑星」の続編というか、一部になる予定がそのまま独立した作品になったそうだ。
「恋する惑星」では一瞬だけだった銃撃が、今回は派手な銃撃戦も楽しめる。
しかし物騒な町だなオイ。
一人ずつエピソードを紹介し、交錯して行く話だが深入りはしない。
冒頭からして引き込まれるではないか。
男女の会話から回想、一つの家にまったく違う住人が住む。
女はベッドメイキングしてまで痕跡を残さない。女の手の震えが気になる。
そこに男が入ってくる。
どうやらここは男の家のようだ。
女は男に協力する傍ら情報を流し、男はその情報を頼りに標的たちを血祭りに上げる。
夜のトンネルを駆け抜けるシーンは早回しで撮られ独特の雰囲気を醸し出す。
二挺拳銃が一瞬で炸裂するシーンは強烈だ。
殺し屋に保険はない。
友人は悪い奴じゃないし、巻き込まないためにも過去は断ち切るしかない。
殺し屋がいない間に女は過ごす。
酒場の電子音と共に女の肉体が艶かしく揺れるシーンはエロい。脚!
咳き込むくらいなら密室で煙草を吸うな。
後半登場するモウの行動でイチイチ笑う。
金城武は俺を笑い殺す気か。
不法侵入して豚のマッサージから野菜の叩き売り&寝た人間の叩き起こし、無理矢理散髪に腹がくだるまでアイスを食わせるなど迷惑甚だしい。
愛すべき馬鹿。
アイスのくだりから父親のエピソードが出てくるのが面白い。
アイスに火を付けるのって美味いのか?
「恋する惑星」にも出て来たよく似た店とスチュワーデス(死語)の女が、続編というか前作とのリンクを物語る。
一方の殺し屋も取立てが命の取り合いに。
家を直接狙われない不思議。
スタイリッシュなマクドナルドのCM。
金髪女との出会いと別れ。
一方、“相棒”はフラれたショックか一人で喘ぐ。
黒のガーターがエロいっす。
モウは1回死なないくらいじゃないとアカンとちゃうか?
ネタが多すぎてツッコミきれねえよ。
殺し屋とのギャップが酷すぎる(褒め言葉)。
怖ええよ金髪アレン。
モウが父親に“誕生日プレゼント”を送るシーンは微笑ましい。
「無断で人の店を開けてはいけないんだ」
当wwたwwりww前wwだwww
あのモウがちゃんと働いている姿を見るだけでも思わず感動。