3.《ネタバレ》 これは無職のおっさんに夢を与える素晴らしいファンタジーですね。
おっさんのおっさんによるおっさんのためだけの作品なので、ステラの魅力が物語の最大の牽引力になってるのだけど、TV放映時の横沢啓子版と新録の上野樹里版では評価が大きく変わりそう。
横沢啓子版のステラはとても可愛いのに上野樹里版のステラは糞ビッチになってるのが面白い。
演出の意図で糞ビッチの演技を求められたのだとしたら上野樹里は天才女優かも知れない。
というわけで、上野樹里版の糞ステラはどうでもいいんだけど、横沢啓子版の天使のようなステラが病魔に侵されて死んでしまうというのは、それだけで悲しくて涙が溢れてしまう。
しかも、横沢啓子の声で可憐しい台詞を吐くんもんだから、おっさんの涙腺は崩壊してしまいました。
あと、初めて見たはずなのにこの音楽には何故だか聞き覚えがあって、とても癒されました。
僕も人生に行き詰って絶望したときにはモン・サン=ミシェルを訪れてみたいと思います。
まあ、ピアノは弾けないんだけどね。