52.《ネタバレ》 小さい頃、何故か学校で観に行って衝撃を受けた映画。あれから何度も観てますが、誰が観ても判りやすい、面白い。ちょっとクルマ乗ってたらトラウマになりそうな要素がありますが、面白い。スピルバーグって、やっぱし凄い。 【SUPISUTA】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-24 12:18:42) |
51.普通の日常に、普通に簡単に突然起こり得る恐怖。実話を元にしてますか?否、そうじゃないにしろリアリティ十分な恐怖。そしてそれを映画としてストーリーに仕立てたスタッフの手腕に脱帽です。やはりスピルバーグは大化けする大物の資質があったということですね。誰がみても怖く、いろんな意味で心に残る作品です。こういう、【カネはともかく知恵とウデと熱意で工夫を重ねて仕上げました】みたいな作品は映画に限らず大好きです。誰にでもおススメできる…と言うと恐怖映画の褒め言葉としては変ですが(笑)、とにかく観ていただきたい。 でも、この邦題の付け方はセンス無い。 【役者の魂】さん [地上波(吹替)] 9点(2015-03-24 06:59:00) |
50.《ネタバレ》 ずっと見たかった映画です。凄いサスペンスでした。 スリリングさとウザさがハンパないです。 この映画のトラックの運ちゃんマジ基地。 トラックはまるで怪物です。 そして主人公の運転する乗用車は怪物に狙われる小動物のようです。 トラックの運転手の顔がよく分からないところが死神めいて不気味です。 実際に車で煽られたことのある人は見てるとイライラして不快だと思います。 とくにクラクションが嫌です。 最初こそ不気味で嫌だけどトラックの嫌がらせが限度を超えてくると恐怖心ではなく闘争心に代わります。 スクールバスの悪ガキどもがまたイライラ感を増幅させます。 最後の場面で思い出しましたが小さいころに自分はこの映画を見たことがありました。 ジョーズでもそうですがスピルバーグはパニック系の恐怖映画を撮らせたら天才かもと思います。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-23 22:30:11) |
49.《ネタバレ》 これは現代の「西部劇」とも言える。 西部劇が馬なら現代は鉄の馬同士の一騎打ち! 物語はどこまでも単純、どこまでもシンプル。 アメリカのだだっ広いハイウェイに車が一台。 そこに突然現れた巨大なトラック。 ノロノロで追い越させ、追い越させたと思ったら猛スピードで突進して来る。 借金の取立てが命の取立てになってしまった。 ブザーを鳴らす愉快犯かと思いきや、故障したバスを押してやったりと実は優しいのか? いや、やっぱり主人公の車を付け狙う愉快犯か。 カフェの外で不気味にたたずむあのトラック。 主人公の心も恐怖と怒りでピークだ。 ともかくトラックの運転手は正体不明のまま。声も顔も出ない、不気味な二の腕だけが主人公を挑発する。 フロントバンパーに貼られた無数のナンバーは何を語ろうとしているのか。 トラック野郎にあるのは狂気だけなのか。 正体が解らないという恐怖。 スピードが出すぎ車が止まらないとう恐怖。 日常に溢れた恐怖を最高潮に引き立てるスピルバーグの妙技。 後の「ジョーズ」はかなりヒロイックな展開がされたが、この「激突!」はひたすら追いかけっこ。 だがそんな主人公も我慢の限界。 上等だテメエ!“決闘”だよバカヤロウ! 壮絶な二台の追走劇。 「車のエンジンが中々かからない」の始祖だが、これは衝突でエンジン部分がひしゃげたからこそ起こるだろうという現象であり、普通の車がそんな欠陥品なら会社なんか潰れてる。後の奴らは何か勘違いしてんだよな。 ラストのトラックと向き合い、車で迎え撃とうという様子はバスター・キートンの「セブン・チャンス」を思い出す。 迫る岩の大群、逃げるのをやめて「あえて」正面から避ける事にしたキートンの勇気と発想。 もしスピルバーグがこのキートンの傑作を見ていたとしたら、俺はもっと尊敬するぜ。 少くともカフェでのやり取りは黒澤明の「野良犬」が元らしい。 つうか主人公は何回車上で振り返るんだよ。 主人公がいつ余所見で事故るかそっちの方がよっぽどハラハラするわ。 バックミラー涙目。 教習所涙目。 ラストの夕陽のシーンがキレイだった・・・。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-11 19:33:20) (良:2票) |
48.《ネタバレ》 車のクラクションに驚く。この行為は普通の人なら当たり前です。「ブブー!!」と鳴って驚かなければクラクションである意味がない。この映画では何度もこのクラクションが効果的に使われていて観客を驚かす。それは肉体的な反射からくる驚きの恐怖です。本来ならこういう音で驚かす場面は好きではないのですが、流石はスピルバーグ、デビュー作にも関わらず即物的なホラーとは一線を画す一級のサスペンスとなっています。 この映画を語る時に既に言い尽くされていることですが、この映画の巨大トレーラーは恐怖映画に於ける怪物そのものです。気が付けば背後に忍び寄り、こちらが逃げるより遥かに速い猛スピードで追いかけてきて、咆哮(クラクション)を上げる。つまりやっていることは『JAWS』や『ジュラシック・パーク』と変わらない。 本作はそんな怪獣映画を実際に我々観客が日常的に体験してしまうかも知れない状況で展開させている点に一番の凄さがあるのではないでしょうか。どんなに映画を観ていてその作品世界に没入しようが、現実世界でサメのいる海に行くわけじゃないし、恐竜のいる島に行ける訳じゃない。でも道路を走っていて、トロい前の車を煽ったり追い越してしまうことは誰でも一度はしてしまったことがあるでしょう(私は逆にノロノロ走っていて煽られる事が多いですが)。そんな些細な行為で、怪物に襲われるかも知れない、その恐怖がこの映画にはあります。しかも怪獣の操り手の顔が分からない点でサスペンスを盛り上げる。 また、観客も主人公も「まさか命までは狙われてないよね?ハハハ……」と心の何処かで楽観視している。余りに理に適っていないからです。それがガソリン・スタンドで電話をかけているときにトレーラーが突っ込んできた時に確信へと変わる。ここからドライバーとの決戦(Duel)に決定的に移る点も見事でした。 個人的なベストシーンはトンネルの暗闇に潜んでいたトレーラーのヘッドライトが「カッ」と光るシーン。怪物が自分を待ち伏せしていた恐怖。主人公の「ヤツが帰ってきた……!」という台詞が正に私の感情そのものでした。あの瞬間、トレーラーは完全に目を爛々と光らせる怪物だった。 唯一の問題点はそれからのスピルバーグとは違い、テーマ性に乏しいということでしょうか。単純にトレーラーに追いかけられる恐怖を描いた映画、それ以上でも以下でもないですから。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-10 23:30:12) |
47.《ネタバレ》 最初は嫌がらせ程度に思えたが、徐々にエスカレートする恐怖。車の故障で追い詰められ、下りの坂道では主人公の死にオチも頭をよぎったくらいで、まさに息を呑む面白さだった。これを25歳で撮ってしまうスピルバーグはやっぱり凄い。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-21 18:03:37) |
46.子供のときに見たのだが、あの時握った手の汗を、緊張感を20年くらいたった今でも覚えている。映画というものは単純なストーリーほど、印象に残るということなのだろう。 【ny】さん [地上波(吹替)] 9点(2010-05-03 02:13:47) |
45.アイデアが素晴らしく、理屈抜きに引き込まれます。デビュー作とは思えないカメラアングルのうまさ。やっぱり後に有名になる監督なんですね。 【noji】さん [地上波(字幕)] 9点(2010-01-01 22:18:57) |
44.あの単調な一本道だからこその焦燥感と恐怖、あのロケ地に近い環境に住んでいた経験があるのでヒシヒシ伝わってきた。主人公の独白の必死さ・滑稽さといい、最後まで姿を見せないトラック運転手の不気味さといい、これだけ少ない登場人物と単調な背景ながら約90分全く退屈させないのは驚異的。予算も技術も時間も無くても(撮影期間11日間だとか)傑作が作れてしまう人間の才能を知らしめた一作。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-02 21:59:44) |
43.スリラーの傑作ですね。この映画のトラックはジョーズ、ノーマン・ベイツ、ジェイソン、ターミネーターなどと並ぶ恐怖の「追跡者」 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-10-30 18:52:45) |
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42.主人公の恐怖がヒシヒシと伝わってきて、作り方が上手いと思った。運転手の顔が見えない、相手が大きなトラック、追われる立場、上手くいきそうになるとトラブルが、と恐怖感を感じられる状況が上手く作られていた。誰しも実際にトラックには多少なりとも怖い思いをさせられたことやイラッとしたことがあるのではないだろうか。それだけに、主人公の気持ちに共感させられやすい内容になっていたと思う。ただ、彼がもう少し落ち着いて、むきにならなければ、ここまでのことにはならなかったとは思うけれど。単純な内容ながら、見事な手法により、終始ハラハラドキドキしながら面白く見ることの出来る良作になっていたと思う。 【スワローマン】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-05 23:12:38) |
41.《ネタバレ》 昔はトラックの運ちゃんって、親切で男気ある感じだったけど、今時のトラック運転手はほんとにこの映画みたいな人いますね。ものすごくムカついて、時間が許すならとことん着いていって車降りたところを殴ってやりたいと思ったことがあります。そういう体験をして初めてこの映画を見ました。「ジョーズ」と一緒に見たのですが、「ジョーズ」より格段に良いです。ドライバーの姿が見えないことと、ジョーズの姿が見えないことをよく取り上げられますが、この作品でドライバーの姿が見えないことは恐怖を増幅するだけではなく、正体がバレないことをいいことにイタズラ電話したりネットで荒らしをする連中と同じイラつきとムカつきを演出できてる気がします。窓から出る手の憎たらしいこと。大型トラックとしょぼい自家用車の戦いは「ターミネーター」に似た絶望感。それでも大型トラックが不利になる「坂道」って味方があった。なのに、そこでアクシデント。よく出来た脚本だと思います。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-08-08 02:43:46) (良:1票) |
40.スピルバーグのデビュー作と言っても良い本作。初見は中学生の時だったかなぁ。テレビで観ました。何気なく観始めたのに、強烈に引き込まれたのを覚えている。元々がTV用に製作されたので低予算がみえみえ。たくさんの車が派手にひっくり返る現代のカーチェイスものとは次元が違うところで勝負している映画です。でも、凄い見応え。乗用車とトレーラーの追いかけっこだけで、映画一本分の緊張感を維持させる手腕には脱帽する。その後のスピルバーグの快進撃の助走というより、この時点ですでにトップギアに入っていたように思います。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 9点(2009-06-20 10:44:14) |
39.《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンが実体験をベースにして書いたといわれている。しかし、マシスンは「奇妙な味」の作品を生む作家として筆達者なためか、原作にはあざとい描写が散見され、リアリティが薄れている感がある。ところがこの映画に関しては、後年のスピルバーグからは考えられない抑えた演出のおかげで、観ている者も主人公と同化して追い込まれていくような恐怖感覚を味わうことができる。原作者が再現しきれなかったリアリティを引き出すことに成功した、下手なパニックムービーなど足元に及ばない傑作だとおもう。 【shakunin】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-20 23:16:15) (良:1票) |
38.子供の頃にテレビで観て以来ずっと忘れなかった作品です。 大人になってまたテレビで観ましたが飽きずに最後まで引き込まれました。 これは完全にスピルバーグの腕を証明した作品と言えるでしょう。 おそらく制作費は安いんでしょうが、こんなに楽しい映画が作れるんですね。 最近は制作費10億円なんて当たり前ですが、ここまで面白い映画は稀です。 |
37.(映画作りの)才能は努力やお金だけでは決して得られない、ということを私に教えてくれた作品です。この時期のスピルバーグだったら、お金を少し渡して「もう1本作って!」といえば同レベルの傑作を簡単に作ってしまったのではないでしょうか。特撮や音楽、俳優にお金がかかっていない分、彼の才能のほとばしりを直接感じられる作品です。 【煮タマゴ】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-01-14 15:26:24) |
36.とにかくアイデアがすばらしい!その一言につきますねーこの映画は! 【maemae】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-06 03:14:36) |
35.基本的にあまりスピルバーグ作品が好きではない僕ですが、これだけは別格! 面白過ぎ! ほんのわずか登場する脇役(バスの運転手とか)を除けば、これって基本的に登場人物は主人公のオッサンだけ。そして1時間半にわたってオッサンがトラックから逃げるだけ。たったこれだけのプロットなのに、なぜここまで面白い映画が出来るんだろう? 凄いわ。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-03 00:54:40) |
34.《ネタバレ》 若き頃のスピルバーグの才能を示した傑作!この映画の凄いところ、良いところは見せない演出!つまり同じようなことが「JAWS」にも言えることなのだが、トレーラーの運転手の顔を見せない演出が素晴らしい!だからこそ最後まで緊張感のある映画になったと思います。それともう一つ!トレーラーを追い越した男が追い越したトレーラーに追い掛け回されるというこれほど単純な設定でも撮り方によっては傑作が作れるということを証明した傑作です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-16 21:58:37) |
33.タンクローリーが主人公でこれだけ見せてしまうっていうのが凄い!(追われるデニス・ウィヴァーは助演?)。シンプルなストーリーに出演者、でもこんな映画は過去にも現在にもない。その発想の見事なこと。公開当時劇場で見た時強烈なインパクトがあって凄く興奮した覚えがありますが、スピルバーグなんて全く知らなかった。彼が有名になってからね、気づいたのは・・<再見追記>昔ほど興奮はしなかったけどやはりスリルある展開に引き込まれました。ラストのタンクローリーはまるで生きている怪物の断末魔のようでした。狂喜するデニス、闘い終えて夕日の中の静かな余韻が印象的。 【キリコ】さん 9点(2005-02-19 14:23:43) |