1.《ネタバレ》 短い映画ながらも詰め込み要素は感じられず、しっかりまとまったストーリーとアクションで楽しむことができました。
健康サプリとか皮膚や目のレーザー治療とか、一昔前では「なんじゃそら!?」っていう技術や薬がいっぱい出てきている近年で、いつかこの映画のように不妊が蔓延したり人間をクローンする社会になったりとかあるかもしれませんね。描写はとても未来的な感じで、現在の社会からは遠い存在のように思うんですが、壁に囲まれた閉鎖的なコミュニティであるとか、その中にもレジスタンス的に抵抗勢力があったりとか、妙に現実的に感じるところも多くありました。
あとは風景描写がすごく綺麗!!とてもクリアな映像で、特に屋外のシーンはどこか清涼感も漂う。終盤の桜咲く庭園での銃撃戦も、そんな風に思うシーンじゃないのにどこか華麗な雰囲気を感じました。
設定もまさに近未来SF!口笛で球体になる鉄のかたまりとか、外的を感知して棘になる芝生とか、見ていて飽きない趣向が凝らされていました。自分自身のクローンに全く同じ人格になるように教育して、何世代も生きていくってのも面白い。実際はそんな都合良く同じ人格になってくれるとは思いませんが(苦笑)
エンターテイメントとしても未来に思いを馳せてみる材料としても面白い映画でした☆映画自体に8点、シャーリーズ・セロンさんに+1点♪