12.《ネタバレ》 再見。ビートたけしと本木雅弘と佐藤浩市と鶴見辰吾と根津甚八が本作以上に魅力的だった作品をワタシは知りません(竹中直人は別にある)。白昼の観光バスの車内を最後の対決の場にしようと考えたときの監督の興奮ときたら。クセの強い5人の集まりなんだけど、妙に仁義に厚いところも好き。久しぶりに聞いたよ、「水くせえじゃねえか」。一時期の邦画に、奥山和由が与えた影響は大きい。良いことが起きる気配が全くしないメインテーマも好き。いいと言うには少し差し障りがありそうな本作だけど、やっぱいいっすよ。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 9点(2018-09-13 19:42:53) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 シビレル・・・ものすごく好きな映画。 それぞれのキャラが立っている、掘り起こせばグダグダになるところだが。 佐藤浩市の上目使い、竹中直人のハイテンション、本木雅弘のキレ、根津甚八の静、椎名桔平の金髪。そして永島敏行のメガネ、鶴見辰吾の首の角度、さらにビートたけしの片目、木村一八の「兄ィ~」、他にもディスコで拳銃撃っちゃうヤクザや、事務所の門番してるヤクザ、室田日出男の立ち姿、室田に付いているヤクザの風貌(メガネの人)、永島暎子の足の引きずり、などなど・・・石井映画に不可欠なナミの横山めぐみだけがちょっと変だけど、これだけで普通3時間越えちゃいそう、それが、登場してちょっと動いたりしゃべったりするだけでどんなヤツか解っちゃう、この凄さ。 オープニングクレジット文字のひしゃげ具合、エンドクレジットの縦書き文字が縦に流れる所、鋭い台詞の数々(特にたけしが銃やチャカじゃなく「てっぽう」と言うところに寒気がする)、ためらい無く引き金を引く人々、などなど・・・ 設定はバッティングセンターからディスコまでの移動でほぼ理解できる。 バブルで狂った日本が燃え尽き、さらにくすぶっていた火もパッと光って消えうせる瞬間が映像化されている、そして誰もいなくなった。 なんだか言いたい事がうまく書けないが、とにかく私には満点の映画です。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-03-24 10:42:48) (良:2票) |
10.邦画バイオレンスの美学の極致。豪華キャストがそれぞれはまり役で、キャラクターの完成度にほれぼれします。ただ安易にお子ちゃまや女の子には見せられない作品ですね・・。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-06-06 14:01:16) |
9.《ネタバレ》 普段邦画を全く観ないオレが唯一認めている邦画がこれ。これぞ男映画の真骨頂!とにかく出てくる男が皆艶っぽい。特にディスコで三屋と柴田が競踊するシーン。これ以上の色気合戦は見たことがないね。最後の車庫と路上での決闘シーンも怒号響き渡って男臭さ全開にも関わらず、なんとも美しい画になってるし。全編通して雨を効果的に使ってるのも印象的。出ている役者も日本を代表する名優ばかりだが、そんな中でもたけしの存在感は圧巻!ラフな格好で拳銃ぶっ放し、舎弟の柴田を犯す様は狂気の沙汰としか言い様がない。多分普段おちゃらけてるたけしとのギャップが余計にそう感じさせるんだろうな~。拳銃のこと鉄砲と言っていたあの慣れた感じが最高!結局最後は全滅というオチもこの映画ならではといった感じで頷けるし。映画全体を彩る音楽も映画の持つダークな雰囲気とマッチしており、サントラまで買ってしまった。 |
8.これは凄かったです。 なんか色んな物を詰め込みすぎてて大好きです。 (ビデオ) 【zero828】さん 9点(2004-03-27 11:49:06) |
7.《ネタバレ》 石井隆作品の中で出色の出来。竹中直人はいつも癖のある異様な演技で不自然きわまりないが、この映画でははまっている。洗面台の前の場面が秀逸で、狂気に取り付かれたサラリーマンの演技、それを写すカメラワーク、ライティングに我を忘れて引き込まれる。バス停で佐藤浩市がキャラメルを買うシーンなどに石井隆らしさを感じる。 【駆けてゆく雲】さん 9点(2003-12-27 21:31:18) |
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6.反吐が出るくらい後味の悪い、1mmの救いも無い話だった。けれど感想は面白いと言わざるを得ない。出演者が揃いも揃って皆全員凄まじいほど格好良く、そんな彼らが犬のようにのたれ死んでいく様は最高にエレガントで鳥肌モノだった。 【凛】さん 9点(2003-08-20 23:15:34) |
5.根津甚八が橋で銃を受け取るシーン。何度見てもかっこいい 【はーどぼいるど】さん 9点(2003-06-17 19:34:57) |
4.崖っぷちに立った男達が、ひとりまたひとりと崖から落っこちていく、その落ちざまの多種多彩なこと!どれもちょっと憧れはすれど、ぜったい体験したくない壮絶な死に方ばっかり。たけしの裏声がたまらねえ。 【草壁】さん 9点(2002-11-23 03:37:04) |
3.うっ!これしかレビューないの!?って感じのスンバラッシイ映画ッス!とにかくこの俳優陣!「駄目だこの鉄砲」のたけし、「会長待って下さい!待ってよ~」の永島敏行、「てめえら…ナミィを…てめえら…」の椎名拮平、「座ってしゃべんじゃねえ!」の鶴見辰吾、「わたしダンボの耳」の竹中直人、「二人組はな…」の根津甚八 、「万代さん!」の本木雅弘、「VIPのほうに…」の佐藤浩市…スンバらしい!! 【ダンボ】さん 9点(2002-10-30 10:25:10) |
2.迫力満点!5人の息の合った演技が、素晴らしい!特に、椎名拮平。最初、マジで出てたかどうか分からなかった。よく見たら、金髪の兄ちゃんだったのネ。バケたね~。根津甚八も、渋すぎ!そして、作品をさらに盛り上げているのは、ビートたけし扮する狙撃者でしょ!何と言っても!怖すぎる。彼が出てきただけで、変な怖さが醸し出されます。普段、バラエティのビートたけししか知らない人にこそ、観てもらいたい。木村一八、永島敏行、アーンドゥ、室田日出男の格調高い俳優陣もたまらない。この作品で、初めて石井隆なる人を知ったので、嬉しいです。 |
1.石井隆監督、最高です。彼の永遠のテーマともいえる”名美と村木の愛”はお休みにして、今回は男たちの壮絶な戦いを描いてます。とにかく各キャラクタが際立っています。カメレオン俳優こと竹中直人もこの監督の作品でいろんな役を演じてますが、今回は一番おっそろし~役です。ラストに流れるちあきなおみの「赤い花」が哀愁あふれます。でもこの曲、どこ探してもないんですよね...。続編というよりは姉妹編てきな「GONIN2」はかなりのおすすめです!! 【さかQ】さん 9点(2001-06-26 07:19:13) |