恐怖の報酬(1977)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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恐怖の報酬(1977)

[キョウフノホウシュウ]
Sorcerer
1977年上映時間:97分
平均点:7.46 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
アクションサスペンスアドベンチャーリメイク小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-26)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・フリードキン
助監督ニュート・アーノルド
バッド・S・スミス(第二班監督)
キャストロイ・シャイダー(男優)
ブルーノ・クレメル(男優)
フランシスコ・ラバル(男優)
アミドウ(男優)
ジョー・スピネル(男優)
フリードリッヒ・フォン・レデブール(男優)
羽佐間道夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚周夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
樋浦勉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
及川ヒロオ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
青野武(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
筈見純(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
飯塚昭三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
笹岡繁蔵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ジョルジュ・アルノー
脚本ウォロン・グリーン
音楽タンジェリン・ドリーム
撮影ジョン・M・スティーヴンス
ディック・ブッシュ
製作ウィリアム・フリードキン
パラマウント・ピクチャーズ
バッド・S・スミス(製作補)
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給CIC
美術ジョン・ボックス(プロダクション・デザイン)
ロイ・ウォーカー
衣装アンソニー・パウエル
編集ロバート・K・ランバート(共同編集)
バッド・S・スミス
録音ロバート・K・ランバート(サウンド編集)
ロバート・ニュードスン
字幕翻訳高瀬鎮夫
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4.《ネタバレ》 オリジナルの方は長らくわたしの中で‶口腔内が乾く”冷や汗映画ナンバー1だったのですが、リメイク版が更新しそう。汚い、危ない、おっかないの三要素をきっちり踏襲しつつフリードキンぽい念入りな描写も精神圧に拍車をかけます。ロイ・シャイダー班が走行中に、現地民の男がちょろちょろふざけて車の前後を走るシーンは叫びそうになりました。
崖の拡幅箇所を木で組んでいる図、というのがもう見るのも恐いし、車輪は案の定ハマるし。すんごい撮影をしたものです。あの吊り橋の撮影はどんな現場だったのでしょうか。ここに至っては口の中がカラカラです。
そうだ、リメイク版はカラーなのでトラックのボロい感じがリアルに伝わるのです。錆とか汚れとかが痛々しいほどにメカとして頼りなく、色がついてる分オリジナルより怖さが増していると思いました。ラストもまた別の意味できっちり怖く締めています。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-20 23:53:56)
3.《ネタバレ》 ウィリアム・フリードキンの映画で唯一面白いと思えたのが、皮肉にも世間での評価が低いクルーゾー版「恐怖の報酬」だったとは。
いや、この作品こそ俺が求めていたウィリアム・フリードキンの映画だったのだろう。

それに、俺はクルーゾー版の「恐怖の報酬」におけるラストに大きな不満があった。
最初から最後まで退屈する暇も無いくらい最高の映画だったのに、あの幕引きだけは納得いかなかった。

あとどうでもいいんだけどさ、クルーゾー版のピチピチタンクトップにマフラーだけの格好が好きじゃない。熱いのは解るが、上半身まっぱの方が涼しいよな?中途半端に肌にくっついてて気持ち悪くないの?何て事を思ってしまった。
モチロン「悪魔のような女」は文句なしの大傑作です。

登場人物の掘り下げはクルーゾー版は人間ドラマしての面白さがあったし、フリードキン版はドキュメンタリー風の味わい。
他のフリードキン作品は、そのリアルタッチが真面目すぎてちょっと退屈に感じてしまった。けど、今回はダルむ事無く終始退屈する事が出来なかったんだ。

淡々とポンコツのトラックをチェーンナップする描写。爆弾を運ぶトラックは、下手をすれば運び屋の棺桶となる。その棺桶になるかも知れないトラックを黙々と整備していく様子に痺れる。
命にかえてもやり遂げなきゃならない事がある。金のため、夢のために。
そこにはジャン=ピエール・メルヴィル作品のようなプロフェッショナル集団しかいない。

嵐の中の渡橋シーンのスリル。橋が崩れ落ちるか落ちないか、渡り切れるのか渡りきれないのか。嵐のように吹きすさぶ風と猛烈な雨が、彼らの集中力や体力も奪っていく。、

クルーゾーは徹底的に渇いた砂、風、重油のねっとりした緊張。
フリードキンは湿り気というか、肥沃なジャングルや雨風、流れる血、濡れた刃が心臓を刺すような怖さ。正にクルーゾー版とは水と油。

例えば、中盤の渇いたニトログリセリンから流れる湿った部分。濡れた部分が「パンッ」と爆発する瞬間。クルーゾー版では固形とか液体といった部分にまで立ち入らなかった。
徹底的に渇ききった環境で液状なのは容器に入れられたニトログリセリンであり、重油であり、それに恐怖して流される汗だけ。それがクルーゾーの映画。
一方、クルーゾー版は散々濡れまくった後に渇いた大地を駆け抜ける。


最後の最後、クルーゾー版とは違う結末に俺は惹かれる。
未だに追われる不安と行く宛も定まらない者。受け取った“手紙”がその者の行き先を決める。そして現れる“追う者”たち。
主人公の運命は・・・暗示される未来は生か死か。そんな感じのラストが気に入っている。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-18 09:58:47)(良:3票)(笑:1票)
2.《ネタバレ》 オリジナルに比べるとリメイクは評価が落ちるのが通り相場ですね。本作も大方の評価はそのようですが、私は大変おもしろいと思いました。多分トラックの吹っ飛び方が、こちらの方が哀れに思われたからと思います。フリードキンの乾いた描き方も好みです。ですから、オリジナルより、本作の方に高い点をつけます。いつか「その時が来る」とわかっていながらも、ハラハラと緊張感が持続する演出はさすがです。
ジャッカルの目さん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-01-30 00:43:38)(良:1票)
1.名作のリメイクは大変ですね。これほどの映画なのに当時の評価は散々でした。オリジナルよりも先にこの映画を観たので一触即発のニトロを運ぶと言う恐怖が十分伝わり手に汗握る一級のサスペンスだと思います。劇場公開版とビデオ化された完全版とはまったく違った内容で違和感があります。完全版はダイジェストで説明されていた4人の男たちが何故辺境の国に逃れてきたのかをじっくり見せてくれます。ラストもまったく違うので本当に別の映画のようです。爆弾製造が得意な男役のアミドゥはウィリアム・フリードキンの『英雄の条件』に現地の医師役で出ています。(余談ですが・・)
支配人さん 9点(2001-08-19 18:52:15)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.46点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
500.00%
6215.38%
7323.08%
8323.08%
9430.77%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1977年 50回
音響賞ロバート・ニュードスン候補(ノミネート) 

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