2.《ネタバレ》 ほのぼのタイトルからは想像がつかない程の内容。彼女の行動にハラハラしながら最後まで釘付け状態。後半のやりきれなさ、悲惨さがものすごい強烈パンチ。少女に対するサリヴァン先生並みの行動に強い愛情を感じ、相手もそれに応え、それがまた後半の悲しさにつながる。持ち上げといて思いっきり叩き落とされた気分だった。なのでラスト救いはあったものの、負の部分が勝ってしまい、自分が流した涙は安堵とは程遠いものだった。全体通じて彼女の器用だか不器用だかわからない必死さ、音楽や寒々しい街並み。どれをとっても素晴らしかったと思う。ただもう一度見るかと聞かれたら、答えはNO。