2.もうね、映画を知り尽くしているとも言っていいイーストウッドの作品らしく、安心して最後まで観れました。
アパルトヘイトの事や1995年のラグビーワールドカップの事やラグビーのルールすら理解してない人でも充分楽しめる(感動出来る)仕上がりだったのではないでしょうか。
欲を言えば黒人隔離政策の内容を前置きとして説明しても良かったろうし、ラグビーの一番の感動する得点はトライと思う私にとって、ペナルティゴールで加算されて行くのは少し寂しかったかな。まあ実際の試合の内容がそうであったのなら仕方が無いけど、それくらいの脚色は許されるんじゃないかな。
『赦す』事の大事さ。この事を改めて考えさせられました。
私もこう見えても子育て世代。我が子に『赦す』事の大事さを、この映画を例に挙げて語っていきたいと思ったものです。
あと、音楽も良かったですね。とても厳選されててシーンにとてもマッチしていたと思います。
それと余韻を楽しめるエンドロール。
隣りや前の席で観賞されてた70歳台くらいの奥方など、絶対最後まで観ずに立ち上がりそうな人たちが館内の照明が点くまで座り続けていらっしゃいました。
最近ではこんな光景はグラントリノに続いて2回目です。
次作はサイコサスペンス的なのを撮ってくんないかなー。。。