2.《ネタバレ》 カズオイシグロ自ら製作を兼ねた映画。
原爆の長崎出身なのか、科学者の暴走の産物に対する目が鋭い。
クローン技術の非人間性を訴えている。
映画は、感情豊かなクローンたちの子ども時代から捉える。
クローンなのに、小さい頃から母性を兼ね備えている
キャシーは、聖母マリアのよう。
彼らは、恋もするし、芸術を生み出す喜びも知っている。
しかし、ラストは彼らにどんどん厳しくなっていく。
そして、キャシーにこう言わせる。
「生も分からず、みんな「完成」(死去)する」
科学者のクローンたちへの想像力の欠如が悲しい・・