4.《ネタバレ》 これは完全に騙された。
邦題から子供向けの冒険活劇のような作品を想像してたけど、中盤以降どんどん違う方向に進んで行くシナリオに良い意味で驚かされた。
とりあえず序盤は意味不明で、物語がどう展開して行くのかわからなかった。
映像クオリティの高さとクロエ・グレース・モレッツの魅力だけで牽引されて行く感じではあったけど、謎が少しずつ解けるに連れて物語に引き込まれていく。
壊れた機械を直していたはずなのにいつの間にか壊れた心も治していたのが印象的です。
この世界が1つの大きな機械だとしたら…の件は間違いなく名シーンで、とても大切なことを教えられたような気がします。
CG技術を駆使した映像美の中に古き良きフィルム作品の懐かしさを詰め込むというコントラストが映画への愛情の深さを際立たせて、終盤の感動的な展開を盛り上げていたと思います。
いつもなら詐欺のような邦題に苦言を呈すところですが、この作品に関しては騙してくれてありがとうと言いたいですね。
あと、公安官さんも実はいい人というような悪人の登場しない世界観も好き。