1.《ネタバレ》 映画館で観てレビューを書こうとしたのですが、うまく書けそうもありません。その当時の時代背景が深く関連していることは間違いなく、正しいことが国家という名のもとに闇に葬り去られるということがとても怖いと感じました。ストーリーも良かったのですが、トムハーディの渋い演技に魅せられました。ボコボコにされてヘロヘロな状態でも巨漢とバトルを繰り広げる電車でのシーンを見て、やっぱり男は強くなくてはと思ってしまいました。奥さんとも徐々に絆で結ばれていく過程も良かったです。印象的だったのがワシーリー、彼の非情さは彼の幼少期に植え付けられたものなのではと思いました。冒頭であんなに簡単に人を殺せるなんてもはや普通の精神ではありません。そしてそのワシーリ―が殺した親達の子供と主人公夫婦が最後に会うシーン、そうきたかと不覚にも泣いてしまいました。