MINAMATA ミナマタのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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MINAMATA ミナマタ

[ミナマタ]
Minamata
2020年上映時間:115分
平均点:7.36 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-09-23)
ドラマ実話もの伝記もの
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タイトル情報更新(2021-10-04)【イニシャルK】さん
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キャストジョニー・デップ(男優)W・ユージン・スミス
真田広之(男優)ヤマザキ・ミツオ
國村隼(男優)ノジマ・ジュンイチ
美波(女優)アイリーン
加瀬亮(男優)キヨシ
浅野忠信(男優)マツムラタツオ
ビル・ナイ(男優)ロバート・"ボブ"・ヘイズ
青木柚(男優)
音楽坂本龍一
撮影ブノワ・ドゥローム
製作ケヴァン・ヴァン・トンプソン
ジョニー・デップ
配給ロングライド
アルバトロス・フィルム
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2.良い映画だと思う。ジョニー・デップの演技がすばらしく引き込まれてしまった。ただ1点気になるのは彼女のプロポーザルに対しそっけなく断ったユージンがなぜ「やっぱりココで写真を撮るべきだ」と気が変った描写がイマイチこの映画では納得出来ない、そこを1点減点した。
アマデウスga好きさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2023-01-09 07:43:02)
1.「写真」を撮ることが、昔から好きだ。
“趣味”とも大きな声では言えないくらいのスナップ撮影だけれども、自分が目にしたもの、接した人の表情、過ごした時間と視界を、写真によって切り撮り、残すというプロセスと産物には、決して数値化できない価値があると思う。
今年、少しいいカメラを買って、写真を撮るということがもっと楽しくなり、そのプロセスが自分にとって益々意義深いものになりつつある。
そんな頃合いに、この映画を観たことは、自分の人生において、中々印象的なトピックスだったと思える。

ユージン・スミスが撮る「写真」と、自分が趣味レベルで撮る「写真」とは、意味も価値もまったく「別物」であることは理解しつつも、彼が人生の黄昏に宿命的に遭遇してしまった遠い異国の「事件」の渦中で語った写真を撮るということに対する覚悟と戒め、そして悦びは、強烈に突き刺さった。

僕は、日本人としてこの国に住んでいながら、「水俣病」について学校の教科書以上のことを殆ど知らないし、ユージン・スミスというフォトジャーナリストの存在も殆ど知らなかった。
ほんの50年ほど前の出来事であり、今なお訴訟が続いているにも関わらず、「無知」であることを恥ずべきだし、正確な知識と情報が流布されていないこの国の社会に在り方も、やはり問題視すべきだろう。

ただ、その「無知」を劇的に補完し、知るべきことを知らしめてくれるのも、「写真」というものが持つ「力」であることを、この映画はあまりにも雄弁に物語る。
ユージン・スミスをはじめ、フォトジャーナリストたちがファインダー越しに見つめ、残した数々の写真によって、我々は過ぎ去った事件、出来事の真実に触れ、深く知ろうとすることができる。
そして、そこにはフォトジャーナリスト一人ひとりと、被写体一人ひとりの、相当な覚悟と勇気も含めて焼き付けられているということ。その事実に、ふるえた。

感嘆を込めて、思わずため息を漏らしてしまうくらいに、素晴らしい映画だった。
すべてのシーン、カットが美しくて意義深い。それは伝説のフォトジャーナリストを描くに相応しい映画的アプローチだと思った。
“ドキュメンタリー映画”ではなく、劇映画である以上、“非現実”である描写も多分に含まれているのだろうが、そういう創作の部分も含めて、この“MINAMATA”というテーマに対する映画の作り手たちの思いとスタンスは真摯だったと思える。
きちんとこだわってキャスティングされた日本人俳優たちもみな素晴らしく、アメリカ映画ではあるが、この国のアイデンティティを示してくれていた。

そして、映画の製作・主演を担ったジョニー・デップが本当に素晴らしかった。
「エド・ウッド」「ブレイブ」「フェイク」……、数々の傑作の中でこの俳優は、時代の反逆児たちを演じ続けてきた。
30年近くこの映画俳優の大ファンで、作品を観続けているが、危ういまでに挑戦的で、反骨精神に溢れたジョニー・デップが帰ってきた。と、思った。

「写真」は、撮られる方も、撮る方も、「魂」を持っていかれると、ユージン・スミスは自戒を込めて語る。
それはすなわち、一枚の写真には、被写体と撮影者双方の人格が宿るということだと思う。
人間が「生」を全うするための時間は限られる。でも写真によってその一部を残すことができるのであれば、やはりそれは素敵なことだ。
と、自身の心に刻みつつ、今日も僕は、シャッターボタンを拙くも押し続ける。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2021-10-03 20:22:35)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6218.18%
7545.45%
8218.18%
9218.18%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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