スター・トレック2/カーンの逆襲のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スター・トレック2/カーンの逆襲

[スタートレックツーカーンノギャクシュウ]
Star Trek: The Wrath of Khan
ビデオタイトル : スター・トレックII カーンの逆襲
1982年上映時間:113分
平均点:6.35 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
アクションSFアドベンチャーシリーズもの特撮ものTVの映画化
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タイトル情報更新(2017-04-29)【イニシャルK】さん
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監督ニコラス・メイヤー
キャストウィリアム・シャトナー(男優)ジム・カーク
レナード・ニモイ(男優)ミスター・スポック
デフォレスト・ケリー(男優)ドクター・マッコイ
リカルド・モンタルバン(男優)カーン
ジョージ・タケイ(男優)スールー(ミスター・カトウ)
カースティ・アレイ(女優)サヴィック
ポール・ウィンフィールド(男優)クラーク・テレル
ジェームズ・ドゥーアン(男優)モンゴメリー・スコット
矢島正明ジム・カーク(日本語吹き替え版【DVD/日本テレビ】)
菅生隆之ミスター・スポック(日本語吹き替え版【DVD】)
小島敏彦ドクター・マッコイ(日本語吹き替え版【DVD】)
大木民夫カーン(日本語吹き替え版【DVD/日本テレビ】)
小林修チャーリー(日本語吹き替え版【DVD/日本テレビ】)
朴璐美ウフーラ(日本語吹き替え版【DVD】)
安藤麻吹サヴィック(日本語吹き替え版【DVD】)
相沢恵子(日本語吹き替え版【DVD】)
瑳川哲朗ミスター・スポック(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山内雅人ドクター・マッコイ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
川島千代子ウフーラ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
富山敬スールー(ミスター・カトウ)(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
曽我部和恭パヴェル・チェコフ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
堀秀行デビッド・マーカス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
原作ジーン・ロッデンベリー
ハーブ・ベネット(原案)
脚本ニコラス・メイヤー(ノンクレジット)
音楽ジェームズ・ホーナー
製作パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮ハーブ・ベネット
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ケヴィン・パイク(特殊効果)
マーク・ヴァーゴ(光学プリンターオペレーター)
衣装ロバート・フレッチャー
録音アラン・ハワース
その他ラルフ・ウィンター〔製作〕(ポスト・プロダクション・スーパーバイザー〔ノンクレジット〕)
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2.《ネタバレ》  この映画は、製作総指揮が、TVシリーズの生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏から、手際よくこなすヒットメーカーのハーヴ・ベネット氏に交代しました。既に「本来のスタートレックらしさを取り戻した作品」として、ファンから不動の評価を得ています。しかし「以下のような話もあり得たかも…」と個人的に思っているので、お伝えしておきます。

 私が一番、引っかかっているのは、TVエピソードの結末を壊している点です。TVエピソードの原題は「Space Seed=宇宙の種」と言います。カーンはラストで、惑星セテイ・アルファ・Ⅴへの追放を前に「私は星を手に入れることを望んでいた。立派な帝国を築いてみせる」と誇り高く宣言して去っていきました。カークとスポックはカーン達の入植を「宇宙の種」に見立て「今日、蒔いた種が、どんな実を結ぶことになるか、いずれ訪問しよう」という明るい未来への展望をもって幕を閉じました。したがって当映画も「優性人間達のその後の動向を再調査するため、惑星を訪れた」という設定でも十分、話は成立したのでは…と思われます。それなのに、映画では「隣の惑星が爆発して不毛の土地になってしまった」だったのです。蒔いた種を根こそぎにしたように私は感じてしまったのです。
 こうした変更は、製作の実権がベネット氏に変わったことが一因かな…と思ったりしています。もしロッデンベリー氏なら【カーンは、当時の屈辱をカークに吐露し衝突しながらも、惑星に訪れた危機に対し協働で乗り越え…】といった和解へつながるコンセプトの物語にしたのでは…と思ったりしています。
 ただし、製作当時は、ソ連との冷戦を背景に、レーガン大統領により「強いアメリカ」が標榜され、映画界にも少なからず反映されていた時期でした。そのためか?最初のレギュラー陣による映画版(1~6作目)のうち「アーミー色が強い作品」とも言われています。したがって、仮に上記のようなコンセプト案があったとしても、当時は作り難かったのかもしれません。こうしたコンセプトの映画は、冷戦終結を背景にしたスタートレックⅥ(1991年)で実現することになります。まさに「映画は時代を映す鏡」と思われます。

 さて、採点ですが…私自身、スポックが亡くなる場面に涙したものの、上記の【引っかかっている部分】を差し引き、ファンの皆さんには申し訳ありませんが、9点とさせていただきます。

令和3(2021)年6月13日(日)追記:↑の【鱗歌さん】のレビューを拝読してみて、公開当時の映画館での思い出が甦りました。それは、寄生生物が耳から出てくるシーンに場内がザワつき、映画が終わった後も「あの虫が気持ち悪かったね」という感想が飛び交ったことです。【鱗歌さん】のおっしゃる『小技も(というかむしろ小技の方が)効いてます』は、まさに言い得て妙だと感じました。なお、当時、スタートレックといえば、TVシリーズのTOSと映画版1作目のみの時代。場内の「気持ち悪い」を耳にして、当時の私は内心『そもそも、TVのSpace Seedの設定を壊している感じがするだけでも腑に落ちないのに…スタートレックは、気持ち悪さを売りにする作品ではなかったはずなんだけど…こういう路線変更って嫌だな…』と寂しく思ったものでした。当時を思い出して何だか減点したくなってきましたが…とりあえず9点のままにしておきます。 *追記を機に、改行や段落が不自然だったので修正してあります
せんべいさん [映画館(字幕)] 9点(2021-06-13 14:42:53)(良:2票)
1.《ネタバレ》 凄い、超面白かったです。2009年版が良かったので、Ⅰから借りて見ているんですが
さすが本家と言うべきか。今、Ⅲまで見ました。Ⅰを見た時、テレビ・シリーズを何話
か見て、ちょっとだけ知識があったので、話にはついて行けました。まず一言、全員老けすぎ。無理もないんですが。後、演技の上手い人と下手な人とが極端に別れますね。
レビューを書くのは、このⅡだけにします。登場人物が素晴らしい。カーンとサーヴィック氏の2人は演技も上手いし存在感抜群。なぜ、女性なのにサーヴィック氏がミスター
と呼ばれるのかは、えーっ、スター・フリートのお約束?カーク提督とカーンの因縁は
知りませんが、逆恨みっぽいのはなんとなく判ります。後、カーンもそうですが、なぜ
カーンの仲間達が皆筋肉ムキムキなのか理由は知りません。でも、悪役ぶりが凄くて
良かったです。ラストで、スポックが犠牲になるシーンはウルッときました。しかし
キャラクターがいい。これを見ると2009年版がしょぼく思えました。8点をつけたましたが6点くらいですか。私は滅多に過去の作品は見ないのですが、この作品はとても満足
させてもらいました。難を言えば字幕がひどい。私は英語には明るいので、ここ相当
異訳しているな、とか変な点が妙に気になりました。最後に、Ⅲはひどいのでノー・
コメントと言う事で。改めて、スタートレックって基本人間ドラマなんだなあ、と
再認識させられました。ハゲ艦長(エグゼビア教授)のシリーズは好きではないので
後3作、じっくりと見ます。
エラリイさん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-16 01:23:40)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
200.00%
314.35%
4313.04%
528.70%
6834.78%
7521.74%
800.00%
928.70%
1028.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 7.50点 Review2人
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