1.これまたシビれました。スゴイ映画です。参りました。都会の闇を描いた映画、と言っても、あのきらびやかな大都市というよりは、都会の周辺領域における、光と闇がない交ぜになったような世界が舞台。その世界に、宿命とも言うべきダーティな世界があり、また友情があり、そしてまた裏切りがある。最後に待つのは、悲しき決断。そういった世界観を、まさにそれにふさわしい映像の光と影、そして音によって見事に表現しています(音楽のハワード・ショア、見直しましたぜ。もっとも、どこまでが彼の仕事か知らんけど)。そして、皮肉な形で輪が閉じたようなラストシーンが、強く印象に残ります。