2.《ネタバレ》 今回のチャップリンは結構体を張ったアクションに挑んでいる。といっても、それは終盤のお楽しみだが。
火事だというのに中々起きようとしないチャップリン、バックドロップでポールから落下、この時代の消防車は馬力、消防車がバックするシーンは前進している部分を逆回しにでもしているのか滑らか。アレを本当にやっているのならたまげたもんだ(消防署員もズッコケているし)。
そういや馬に乗ったままバックするという荒業を「エル・ドラド」でジョン・ウェインがやっていたねえ。大分後の話だけど。
さて話を「消防夫」に戻そう。
冒頭から火事が起きているのにのんびりバタバタやって早く来てくれ頼むから、とりあえず斧をハンマーのように振り回すな危ない(笑)
角に当たっただけでも大惨事になりそう。
食事用に消防車のタンクから水を抜くのはその水じゃねえww
スープもこぼしまくり、チェスをやりたいから火災警報まで止めちゃう、登ろうとして落ちまくる署長、火災現場で暴れるようにのたうつホース、保険金目当てで放火、クライマックスでチャップリンが窓づたいにグングン登っていく救出劇のシーンが凄い。キートンやハロルド・ロイドを思い出すぜ。