1.私は柳美里がきらいだ、負・死といったネガティブさが充満しており、今まで彼女に共感を覚えることはなかった。映画を見終わってからも、基本的には好きじゃない、が認めざるを得ない部分が大きくなった。見終わった時点よりも、日を置いてジワジワと心に響くいい映画でした。生まれる命、死に行く命、この2つの命を守る命、この3つの命が血の繋がりがなくとも一つの家族という太い幹で繋がっている。桜の花ように芽吹き、咲き誇り、やがて散り行く、しかしそこには桜の大木がしっかりと根を張り、生きているそんな思いにさせられた。