5.《ネタバレ》 中学生が殺しあう設定上、好き嫌い極端なレビューに別れ高得点は出ない典型例な作品でしょう。
この作品は点数をつけるという概念を越えて「どう感じるか」という域に達していると言える。
友情・命・大人・国・人生などのメッセージ性が非常に強いので考えさせられる作品だが、客観的にエンターテイメントとして見ても独特の世界観が合って面白い。
出演者に関してもビートたけしを始め、藤原竜也・前田亜季・塚本高史・栗山千明・安藤政信・柴咲コウといった人気俳優が多数出演し足場を固めているにもかかわらず、通常より圧倒的に多い主要キャラクターの個性がしっかりと立っていて埋もれていない強さであり技術は圧巻。
ただ、最後に3人が首輪をはずせた理由が原作を読んでいないとわからないという物語のキモとも言えるシーンに致命的な説明不足があったので1点減点。