1.ジャン・ヴィゴの愛に包まれた作品であると思った。なんといってもジュールというおっさんがミソでしょう。彼のやること全てが観ていて楽しかった。ジュールがいるからこそ、ジュリエットが輝いて見える気がした。最後、ジュリエットをジュールが見つけて旦那のとこに連れ戻し、二人が抱き合うラストは、綺麗で爽やかな感動を私にもたらしてくれた。旦那がやけになり、飛び込んだ河の中にいる花嫁姿のジュリエットなど、幻想的なシーンも愛に包まれていて好きだ。音楽もまた、この映画の幻想的な空間を作り上げるのにうってつけの音楽だ。爽やかな、そして、愛と夢がある映画である。