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サンライズ

[サンライズ]
Sunrise
(Sunrise: A Song of Two Humans)
1927年上映時間:100分
平均点:8.36 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーサイレントモノクロ映画犯罪もの
新規登録(2003-08-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2008-06-30)【にじばぶ】さん
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監督F・W・ムルナウ
キャストジョージ・オブライエン(男優)The_Man
ジャネット・ゲイナー(女優)The_Wife
原作ヘルマン・ズーデルマン
脚本カール・マイヤー
撮影チャールズ・ロッシャー
カール・ストラス
製作ウィリアム・フォックス〔製作・1879年生〕
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2.《ネタバレ》 ストーリーだけ取り出すと、ヘン。何も都会に逃げ出るからって、妻を殺す必要はないだろ。舟の上での殺意のシーンの演技なんか表現主義時代の悪影響が感じられる。都会=悪、田舎=善というパターンも気に食わないし、どう見たってシティ・ガールより可憐な妻のほうがいいじゃないか…。でもたぶんこれは神話なんだよね。しっくりいかなかった夫婦が真の夫婦になるまでの試練の物語。そう思えば、この二人が都会で過ごす部分がシミジミといい。ついさっき殺意を見せた夫に追いつかれると、もう逃げようともせず、つまり自分の命の危機よりも、夫婦生活が崩壊してしまったことのほうに泣いている妻。可憐そのもの。一緒について行くんだ。教会を経て新婚夫婦のようにはしゃぎまわるの。写真館、床屋、そして遊楽場の光の洪水に、花火のおまけまでついて。帰りに湖水ですれ違うかがり火焚いた船(いかだ?)。そのあとの嵐も極端なんだけど、神話としての駄目押しね。これでラストの「よかったよかった感」が深く心に定着していく。私の知る限り、モノクロで一番美しい映画。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-21 09:52:18)
1.《ネタバレ》 男の手だ、半開きに宙に構える手だ。殺意を語る、迷いを語る、懺悔を語る。妻の首だ、時には斜めにしなだれ、時にはぴょこぴょこ動く、失意を語る、幸福を語る。ホーンが呼ぶ、妻の名を呼ぶ。名前は分からない、でも、妻の名前が分かる。オーバーラップ、交換するショットも使う。善と悪、現実と妄想、田舎と都会、幸福と不幸、その対比。浮き袋代わりの芦の束、見る者に最後はこれが左右するはずだ、つまりは、ボートが転覆するはずだ、と教えつつ、見る者はストーリーの展開にはらはらすることになる。男が死ぬのか、女が死ぬのか、はたまた…… サイレント映画の、表現の極みを見せる。きくところによると、ドイツ表現主義の流れにいる監督であるとか。これが表現主義かと、うーんと唸る。さらに、ここは賛否が分かれるところだが、ギャグも「教会のシーン」を越えてから入っている。ハリウッド側の興行的な要請か?それとも、チャップリン同様の笑いと涙路線というのが、この当時の映画の王道であったのだろうか?何れにしろ、素晴らしい映画だ。
K-Youngさん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-09 14:40:05)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 8.36点
000.00%
100.00%
200.00%
317.14%
417.14%
500.00%
600.00%
700.00%
8428.57%
9214.29%
10642.86%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.33点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

1928年 1回
主演女優賞ジャネット・ゲイナー候補(ノミネート) 
撮影賞チャールズ・ロッシャー受賞 
撮影賞カール・ストラス受賞 
美術賞(白黒) 候補(ノミネート) 

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