1.日本でカントリーが不人気のピーク時に上映された映画です。この映画からアルトマンにはまりました。アルトマン得意の群像劇ですがカントリー音楽の裏側と政治の裏側をうまくタペストリーにしています。片っ端から女に手を出すキース・キャラダインもあきれながらかっこいいし(なんたって「I'm Easy」歌われた日には大方の女性は落ちるしかないでしょう)、実力がいまいちなのにカントリーの女王になっているカレン・ブラック、障害を持つ子供の母親リリー・トムリン、ほかにも魅力的な登場人物がいっぱいです。裸になれば舞台に立たせてやるといわれて泣きながら服を脱ぎ出す蓮っ葉役のグエン・ウエルズが特に印象的。いまの日本のアイドルなら喜んで脱ぐのにねぇ。