1.《ネタバレ》 相性の良い映画と出会えたんだと思う。主演の若者3人がそれぞれ瑞々しく、映画フリークの彼らのゲームも微笑ましい。このサイトを覗く方々なら、映画の名シーンを真似て喜ぶ彼らにきっと共感するはず。運命で繋がれた双子の関係と、彼らと相思相愛になった青年との繋がり、部屋にこもり自分たちの王国で怠惰に過ごす風景、彼らの映画論、暴力に対する議論…力強さに欠けるものの、全てが、私には少しの嫌悪もなく、心地よく美しく見えた。シネマテークも革命も、彼らにはアイテム。刹那の楽園が永遠と信じて駆け抜ける、何もわかっていない、でもそこが魅力の若者達、まさに「ドリーマーズ」がはじけるように眩しかった。