4.大好きな作品。永瀬さんのキャラづくりが最高。
素朴で優しく朗らか、それでいて武士らしい決断力と行動力が魅力的。
いろいろな不幸も重なるが、粛々と受け入れている姿が美しい。
体格が良くないのも、なんかリアルで良い。
ただ、その分殺陣は物足りない感じもある。
たそがれの殺陣に比較すると…だけど。
鬼の爪を使うシーンは引きっぱなしの画で、一瞬な感じがすごくいい。
ラストの2ショットの長回しも良い。普通、アップ入れそうなもんだけど。
脚本的にはキレいな作りではないかな。
山田監督自身も言っていたが、詰め込んでる感じはする。
恋愛のベクトル、友情のベクトル、その他もろもろ。
ただ、設計図がきれいだからいいってもんじゃないとも思う。
宗臓に魅力を感じれば、そんなの関係なく惹きこまれるのでは。