9.《ネタバレ》 カッコ良かったです。ブランドン・リーいいですね。最近の映画と比べると暴力描写は抑えられている方だと思います。初めのエリックとシェリーが殺されるところは必要以上には映し出されていないと思います。ご安心を。エリックが最後に墓場に戻ったところは泣けました。南海キャンディーズのシズちゃん似の悪役の女性がカラスに退治されるところでは拍手をしてしまいました。黒人の警官もナイスでした。良い映画だと思います。 【大谷イレブン】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-09-18 23:05:57) |
8.《ネタバレ》 最高にカッコいい映画。 主人公エリックのゴシックな存在感のカッコ良さに尽きます。 主人公の悲しみがひしひしと伝わってくる。 黒い服をまとった主人公のどこか「暗い」「黒い」「陰」のある存在感がとてもカッコイイ! 「この世」と「エリック」とを繋いでいるのが「カラス」であるが、この「カラス」というの存在が主人公の「ゴシック」な雰囲気をより高めているように思う。 墓から出てくる時のエリックの辛くて苦しそうな様子が伝わってくる。 彼は不死身であるが、弾丸などで傷を負うとちゃんと苦しくて痛がる様子を見せる。 そこがいい。 主人公は苦しくてしょうがないのだ。 それを化粧で隠している。 屋根の上で一人ギターを弾くエリックの姿を見るとゾクっとする。悲しすぎる。 町の暗さ、建物の屋根の尖った感じ、教会、雨が降ってジメジメしている、こんな雰囲気は大好き(まさにゴシックである)。 また、ドラッグや犯罪、暴力、そういった不健康な退廃は「怪しげな古典ゴシック」とは違った「近代的な都会のゴシック」だと思う(古典の妖艶なゴシック要素が皆無なわけではない)。 悪党のボスの長い黒髪の男も陰りがあってかっこよかった。 悪党はすごいですね。「ファイア!ファイア!ファイア!」、、ヤバイです。 「復習劇」と「残忍で極悪な悪党」というので、 「マッドマックス」をゴシックにした感じ、、、いや全然違いましたね、、、 主人公は「悪党」にとても残虐な惨い仕打ちをする。(酷い者には酷いものを!) だから暴力映画の要素も強いが、しかしそれとは逆に、自分は既に死んでいるのにそれよりも生前に親しかった友人達のことをとても気遣っていて、体調まで心配し続けているのが悲しかった。エリックの深い優しさが伝わってきた。。。 その想いの強さ、「愛」の深さを感じた。 助けてすぐに消えてしまう。影ながら支えるのが「愛」だと思う。 みんなを愛しているけど、どうどうと自分の姿を見せられない寂しさ、、、 この映画は残虐だが、その裏側に優しさがあると思う。 エンディングの、沈んでいるけど少し希望が見え隠れするような曲もいい雰囲気。 希望って、深い絶望の向こう側にあるんだな~、、って思った。 続編なんて観たくないやい! 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-09-19 00:28:59) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 ストーリーは単純で派手さもないけれど、舞台・登場人物・役者・撮影・編集・音楽の一体感が素晴らしく、非常に見応えのある映画です。上映時間は100分だけど、120分をあっという間に見たような充実感は久々に味わいました。復讐の後に、その都度生前のフラッシュバックを挿入、少女と母親の親子愛を取り戻させたり警官には禁煙を勧めるなど他者への愛(?)のエピソードを持ってきています。クロウがただの殺人鬼か死神になってしまってこちらが引いてしまいそうな所をその手前でしっかり引き留めているのが良かった。途中のライブのシーンは蛇足(好みの音楽じゃないので...)なのと、終盤アジトでの銃撃シーンが充分な迫力のある映像ではなかったのが残念。 【リン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-09 00:43:46) |
6.ダークな映像が素敵です。アメコミの映画化ですが、この退廃的な世界の描き方は素晴らしいです。復讐がテーマなんですが、主演のブランドン・リーの哀愁を帯びた表情がなんとも言えません。また、彼が撮影中に亡くなったことを考えたからでしょうか?観ていて涙が溢れてきました。ダークヒーロー物の傑作です。 【ジム】さん [DVD(吹替)] 9点(2005-08-29 09:34:31) |
5.ただのヒーローものではありません。決して見ていてスカッとするものでもありません。だからこそ見る価値ありです。 【はげねずみ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-18 01:24:34) |
4.今まで観た”ダークヒーロー”物では一番?!かな…と私的には思っています。”アレックス・プロヤス監督”の映画は夜の描写がとても独特で気に入っています。最近”マーヴェル系”のダークヒーローが目に付くのですが、”クロウ”の方が断然ダークでかっこいいのでは…。限りなく10点に近い9点献上。 【ても】さん 9点(2004-02-26 00:15:58) |
3.静寂のなかに響く息遣い、風の音、雨の音。まるで獲物を狙う際の研ぎ澄まされた感覚のよう。暗闇に浮かぶ道化の白い顔にいちいち鳥肌が立つ。ブランドン・リーが主人公の悲哀、苦悩、怒りを見事に表現し、復讐という行為に説得力を持たせている。またこの少女の存在が、主人公の温かい一面をうまく引き出している。秀作。 【ぷりんぐるしゅ】さん 9点(2004-01-09 18:07:26) |
2.劇場で見たとき感動しすぎて鼻血だした。原作のアメコミはなんだか小難しいシーンが多くて興冷めしたけど、映像の暗さとかブランドンのかっこよさとかなんともいえん素晴らしさ!!特に悪党の会議中に乗り込んで机の上でする銃撃戦の照明がすんごい。銃の火薬の明かりをフラシュのように使って、それが白塗りのブランドンにはえて、今まで見た映画の銃撃戦のシーンの中でもピカイチでした。ラストのエンドロールに流れた曲もいい。ブランドンもったいないねぇ。ティムバートンの映画とかに出て欲しかった・・・ 【ぽちょむきん】さん 9点(2003-09-11 22:08:02) |
1.ゴス調のセンスいい映画。ブランドン・リーもそだけど、どっちかゆうとTop Doolarことマイケル・ウィンコットがイイ味だしている。これには車でデリを襲う前にかかっているサントラにStone Temple Pilotsが使われている。当時まだ誰も知らなかったので悲しかった。彼氏と二人でこそこそ喜びあった思いでがある。ブランドン・リーが亡くなったのは、当時イイ雰囲気の映画だし勿体無いとは思った。 【EEE】さん 9点(2003-04-21 16:02:49) |