1.《ネタバレ》 【おはようジングル】さんや【マイカルシネマ】さんがが言いたい事を殆ど書かれてる。故に作品的な評価は俺様ちゃんは省く。
が、やっぱり編集権の恐ろしさを知った。
例えるなら絵画のフィニッシュワークや、漫画の最後のペン入れを自分以外にやらせるようなもの。
あんなにグズグズで嫌いだったエイリアン3がこんなに素晴らしい作品になるとは。
今まではデビッド・フィンチャーは「この作品、無かった事にしてくれ」と思ってるんじゃねェかなーと思ってたけど、
コレだったら十分に彼の代表作と言える。
彼の作品独特の雰囲気が十二分に堪能できたし、最後のシーンはもの凄く泣けた。
後、蛇足だけど映画のシリーズ物って続編を間を空けずに観ると感想が変わる。
エイリアンを1から3まで一気に観たけど、ラストのシーンでのスクラップ置き場での通信レコーダーの記録…
アレを聞いた時に、エイリアンに翻弄され続け、2で冬眠期間が長く自らよりも早く逝った子に出会えず、
更には死闘の末に護りたかった者…その全てが水泡に帰しても、「コイツだけは地球に行かせてはダメ」と
犠牲の精神を見せた彼女の一生が切なくなった。
宗教色が濃く、キリストを暗示するような最後も、アレだけの激動を生きた彼女に陳腐と言えるわけが無い。