1.ルビッチのレビューがまたできるなんて幸せ~。英語版VHSで見たものですからサイレントながら英語字幕の細かいニュアンスはわかってないかもしれませんが気にしな~い。この作品の魅力は、数々の視覚効果とダンスシーンにあるのです。こ、これが本当にルビッチ作品なのか・・・。確かにストーリィはルビッチお得意の夫婦2組のスワップコメディー。しかし宙に舞うステッキ、寝ている口の中に吸い込まれていくそのステッキ、妻に何もかもバレてしまって小さくなる男、この男が本当に見た目縮んでしまいすっかり小人に・・・なんとそのまま歩き出しドアの向うに消えていきました。むむむ~どうやって撮ったのだ。そしてそして、二重露光を中心としたダンスシーンは圧巻、まさに狂奔酔舞ぶりが描かれております。ルビッチもこんな作品を残しているのか~・・・まだ見ぬルビッチ作品をなんとか英語版でもドイツ語版でもいいから探し出して手に入れようと固く固く決心したのでありました。それぐらいの心意気で仕事をしてくれって?上司のぼやきが聞こえてきそうであります。