ハリーとトントのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ハリーとトント

[ハリートトント]
Harry and Tonto
1974年上映時間:117分
平均点:7.38 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(1975-12-20)
ドラマ動物ものロードムービー
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タイトル情報更新(2017-08-23)【S&S】さん
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監督ポール・マザースキー
キャストアート・カーニー(男優)ハリー
エレン・バースティン(女優)シャーリー
ラリー・ハグマン(男優)エディ
チーフ・ダン・ジョージ(男優)"2枚の羽根"ことサム
アーサー・ハニカット(男優)ウェード・カールトン
クリフ・デ・ヤング(男優)バートの長男
ジェラルディン・フィッツジェラルド(女優)ジェシー
ポール・マザースキー(男優)(ノンクレジット)
バーバラ・ローズ(女優)ステファニー
久米明ハリー(日本語吹き替え版)
前田敏子シャーリー(日本語吹き替え版)
仲村秀生エディ(日本語吹き替え版)
松村彦次郎"2枚の羽根"ことサム(日本語吹き替え版)
鈴木弘子(日本語吹き替え版)
石田太郎(日本語吹き替え版)
安原義人バートの長男(日本語吹き替え版)
永井一郎(日本語吹き替え版)
京田尚子(日本語吹き替え版)
脚本ポール・マザースキー
ジョシュ・グリーンフェルド
音楽ビル・コンティ
撮影マイケル・C・バトラー〔撮影〕
製作ポール・マザースキー
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
美術テッド・ハワース(美術監督)
衣装アルバート・ウォルスキー
編集リチャード・ハルシー
録音セオドア・ソダーバーグ
字幕翻訳清水俊二
動物トント
その他アート・レヴィンソン(プロダクション・マネージャー)
あらすじ
72歳の老人ハリー(アート・カーニー)は、妻に先立たれ、愛猫のトントと暮らしている。ところが区画整理に引っかかり、アパートを追い出されるはめに。ハリーはトントを連れて息子たちの家を訪ねるが、道中はいつしか、彼の人生を見直す旅になっていく。老人と猫のロード・ムービーで、ハリー役のアート・カーニーはアカデミー主演男優賞受賞。猫のトントも、動物界のオスカーであるパッツィ賞に輝いた。
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6.《ネタバレ》 映画を観始めてすぐ、映像の持っている雰囲気からして「あ、これは傑作だな」と分かるような、なんともいえない非常に魅力的な作品です。

家が取り壊され、居場所を失う設定にありながら、当人である老人ハリーから悲壮感をあまり感じないのも救われる部分です。またつまらないロードムービーは、物語が平坦で起伏が少なく、ダラダラ時間の長さを感じるものもありますが、この作品は魅力的な登場人物と悪人の少なさ、セリフのユニークさ、展開の無駄のなさ、癒しにも感じる絶妙なBGMも合わさり、まるでハリーとトントと一緒に旅しているかのような気分にさえなれます。

ネコというのはじつに気ままなものですが、一方のハリーも離れて暮らす子供達に愛され、一緒に暮らす事を提案されながらも縛られない余生を考えているそのスタンスを応援したくなったりします。というのも、ハリーはガンコな一面もありますが、茶目っ気もあり、憎めないおじいちゃんという感じなので、観ていて微笑ましくなるのです。失礼ながらアート・カーニーという俳優さんを存じあげなかったのですが、逆にそのおかげもあり「アート・カーニー=ハリー」という風に、もう演技にも感じないほどナチュラルでした。なかにはシリアスなシーンもありました。昔の恋人と50年ぶりに介護施設で再会した際、自分の事をうろ覚えな彼女になんとも言えない複雑な表情で笑みを浮かべながらダンスに付き合うシーンは非常に物悲しい反面、印象的でした。

ウチにもトントそっくりのトラネコがいます。ネコは家につくと言いますが、ハリーとトントの友情、愛情は確かなものでしたね、終盤でトントの生き写しのようなトラネコを海辺で追いかけるハリーの姿に思わず泣きました。33歳の私がこれほどまで胸打たれたわけで、もっと年を重ねてから観たら、自分の余生と重ねてさらに感慨深いかもしれません。気の早い話ですが、数十年後にこの作品を観返すのが本当に楽しみです。映画は俳優の演技と脚本だけで傑作は生まれるんだなと再認識しました。アート・カーニーのオスカー受賞も納得です。ああ…、こう書いてる今もまだ心地良い余韻が…。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-05 00:14:59)(良:2票)
5.《ネタバレ》 いつの時代も何処へ行っても、男でも女でも若者でも年寄りでも変わらないのが全ての人間の心にある温かな人情。家族や友人や旅先で出会う人々とハリーとの触れ合いを見ていてそんなことを感じました。様々な社会問題を織り交ぜながらもあまりにも淡々としていて重苦しくも説教臭くも説明臭くもなく、この作品も、ハリーじいさんも、見ている僕達には何も押し付けてこない。それでもハリーじいさんの生き様や人柄、温かな人間の描写に感銘を受ける、アート・カーニーとトントの名演技が心に沁み入る素晴らしい映画でした。その脚本も、素朴で控え目ながら実に効果的に挿入される音楽も見事だったと思います。人生も旅も出会い、別れ、再会、また新たな出会いを繰り返していく。ハリーじいさんの淡々とした旅のような人生、人生のような旅はまだまだ続きます。そんな希望を感じさせてくれるハリーじいさんのラストシーンの姿が鑑賞後もいつまでも心に残ります。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-04 20:20:46)(良:2票)
4.子供の頃に、猫の映画だというのでベンジーの乗りで観たところが、子供心にもストーリーそのものの切なさと温かさを感じた作品だ。まずビル・コンティの切ない音楽が良い。楽しいような悲しいような美しい音楽はストーリーとベストマッチしている。ロードムービーの傑作だ。未だにDVDが出ない……出してほしいです。
じふぶきさん 9点(2003-05-02 09:47:35)
3.∀ガンダムにハリーってのがいて、1999年11月のテレビ欄に「ハリーとトント」って書いてあり、ちょっと気になってたまたま見た映画なんですが、これがよかった!偶然って恐ろしい(笑)また見たい!って思える作品!他の方のレビューが完璧で他に書くことがなかったりしますが、娼婦と関係するハリーにうおおって思いましたね。今度はレンタルして見ます!
雀返しさん 9点(2002-10-24 06:55:55)
2.某ビデオ屋で約3ヶ月貸し出し中で、やっとレンタルできた作品。期待以上の出来栄えにもう、感動しました。避けることの出来ない老化に友人は死に、初恋の女性はボケてしまう。家族と今ひとつなじめず、不安と恐怖を抱えながら頑固な老人がふとしたきっかけで一人旅(正確には愛猫のトントとの二人旅)をしていく。何気ないシーンに高齢化社会への問題を提起し、おかしさの中に哀愁を漂わせていました。アパートの大家にハリーが「景色はいいか?」と聞くと大家が「もう十分見飽きてる歳でしょ?」と言う。自分のことを忘れてしまっている初恋の老女との切ないダンス。フフッと笑ってしまう反面、不思議と悲しみが込み上げて来ました。この作品の素晴らしさをもっと知ってもらいたいです。
さかQさん 9点(2002-05-28 23:19:44)(良:1票)
1.ハリーもトントも(人間も猫も)さらさらと流れるような自然さで登場しているので、これが却ってリアルさを生み出し、哀しみも喜びもすんなりと受け入れられる.トントの退場もごく自然なこととして展開するので、この映画の良心がきちんと感じられた.
シャリファさん 9点(2002-04-07 17:43:54)
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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 7.38点
000.00%
112.00%
200.00%
312.00%
412.00%
5510.00%
648.00%
71224.00%
81326.00%
9612.00%
10714.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 6.40点 Review5人
5 感泣評価 6.25点 Review4人
chart

【アカデミー賞 情報】

1974年 47回
主演男優賞アート・カーニー受賞 
脚本賞ポール・マザースキー候補(ノミネート) 
脚本賞ジョシュ・グリーンフェルド候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1974年 32回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)アート・カーニー受賞 

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