拳銃王のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ケ行
 > 拳銃王の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

拳銃王

[ケンジュウオウ]
The Gunfighter
1950年上映時間:85分
平均点:7.50 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-11-13)
ドラマウエスタンモノクロ映画
新規登録(2005-07-27)【Pewter All】さん
タイトル情報更新(2021-03-03)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ヘンリー・キング
キャストグレゴリー・ペック(男優)ジミー・リンゴー
ヘレン・ウェスコット(女優)ペギー・ウォルシュ
ミラード・ミッチェル(男優)マーク・ストレット(保安官)
ジーン・パーカー(女優)モリー
カール・マルデン(男優)マック
スキップ・ホメイヤー(男優)ハント
アンソニー・ロス(男優)チャーリー
ヴァーナ・フェルトン(女優)ペニフェザー夫人
エレン・コービー(女優)デヴリン夫人
リチャード・ジャッケル(男優)エディー
原作アンドレ・ド・トス
ウィリアム・バワーズ
脚本ウィリアム・バワーズ
ウィリアム・セラーズ
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影アーサー・C・ミラー〔撮影〕
製作ナナリー・ジョンソン
特撮フレッド・サーセン
美術トーマス・リトル
あらすじ
 物語は「有名になったお陰で命を狙われ続ける拳銃使い」という、他のウエスタンでもよく描かれるシチュエーション。主人公は、そんな人生をリセットして、新たな人生を生き直したい。昔のヤンチャ仲間は、名が通っていなかった為にやり直し、保安官にまでなっている。しかし主人公の名は西部中に轟いており妻は拒否する、8年会っていなかった息子は、自分が父だと知ってもいない。前に立ち寄った町で巻き込まれたイザコザの復讐をしに来る連中も、やってくる。この町にも彼を狙うチンピラがいる。彼は、妻と新しく生き直せるのか?
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(9点検索)】[全部]

別のページへ(9点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.90分に満たない、いわゆる「B級西部劇」なのかもしれないけれど、これが滅法、面白い!
リンゴ・キッドと思しき人物をグレゴリー・ペックが演じていて、早撃ちの名人として名を轟かしたが故に、もはや平穏な日常を送ることはできず、今日もまた、若者に絡まれて彼を射殺し、若者の身内に狙われるハメに。
これがまず伏線になって、迫りくる彼らが、主人公にタイムリミットを課すことになります。一方、主人公はとある町にフラリとやってきて、彼がなぜそこにやってきたのか、彼の過去が徐々に明らかにされていきます。
主人公が思うよりも早く迫りくるタイムリミットと、徐々に物語に関わる人物が増えていき、徐々に背景が明らかになっていく過程、それらを貫く主人公の一途さみたいなものが重なって、緊密なエピソード間の連関を生み出していきます。それがもう、スリリングと言ってもいいくらい。
お見事でした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-11-28 02:18:35)
2.《ネタバレ》 お目当てカール・マルデンは酒場の主人を彼らしい実直さで好演。モッサリした邦題からグレゴリー・ペックの大暴れを想像していましたが、真逆の静謐な人間ドラマでした。「お前だけ幸せに暮らせると思うなよ」声なき声が聞こえてくる最期が切なくて堪りません。傑作西部劇にして忘れじの逸品。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2018-09-07 17:33:06)
1.《ネタバレ》 ガンファイターの孤独を描ききった名作。
私が西部劇を見直すキッカケとなった思い出深い作品です。
ヘンリー・キングというと「頭上の敵機」のような戦争アクション、「慕情」のようなドラマが素晴らしい作品がありますが、本作は人間ドラマを軸にした西部劇。

後にフレッド・ジンネマンが「真昼の決闘」という似たようなテーマの作品を撮りましたが、やはり「拳銃王」のドラマには及びません。

本作はアウトローとして名を挙げ無敵となった男の孤独をテーマにしています。
賞金首として保安官、仲間内からも命を狙われ続ける主人公のリンゴオ。
どんな敵も早撃ちで葬ってきたこの男ですが、ある日「別れた妻とよりを戻そう、もう人を殺すのはやめよう」と無性に故郷に戻りたくなりました。
死と隣り合わせの毎日、いくら人を殺めても満たされない心・・・リンゴオは故郷に癒しを求めます。
グレゴリー・ペックの人間臭い演技がたまりません。
「白昼の決闘」における悪童といい、西部劇におけるペックは野性的な魅力を感じられます。
そんなリンゴオですが、街に戻っても既に賞金首として知れるリンゴオは「危険な人物」か「賞金」にしか見えません。
何処に行っても命を狙われる宿命・・・それでもリンゴオは昔の仲間や街の人々との交流を経て「普通の人間に戻りたい」と努力を続けます。
リンゴオが時折見つめる時計。秒針を観客に見せないのが良いですね。リンゴオにしか解らない焦りと苦悩を感じられます。

殺し合いからの解放、わだかまりがほどけていく夫婦・・・リンゴオの「殺し」が冒頭で終わっている部分も印象的です。
しかし運命はリンゴオの死がまっていました。
いくらリンゴオ自身が変わっても、彼を「賞金首」でしか知らない者は絶えず命を狙いにやって来る・・・残酷なものです。
それでもリンゴオは一瞬とはいえ、本当の人間として生をまっとうしたのかも知れません。
悲しい結末でしたが、その生き様は強く胸を打つ映画でした。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-28 03:06:10)(良:1票)
別のページへ(9点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5220.00%
600.00%
7440.00%
800.00%
9330.00%
10110.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
脚本賞ウィリアム・バワーズ候補(ノミネート)原案賞
脚本賞アンドレ・ド・トス候補(ノミネート)原案賞

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS