ローラーガールズ・ダイアリーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ローラーガールズ・ダイアリー

[ローラーガールズダイアリー]
Whip It
2009年上映時間:112分
平均点:7.04 / 10(Review 56人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-22)
コメディスポーツもの青春もの小説の映画化
新規登録(2010-03-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2017-05-26)【イニシャルK】さん
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監督ドリュー・バリモア
助監督ディラン・ティチェナー(第二班監督)
キャストエレン・ペイジ(女優)ブリス・キャベンダー
マーシャ・ゲイ・ハーデン(女優)ブルック・キャベンダー
クリステン・ウィグ(女優)マギー・メイヘム
ドリュー・バリモア(女優)スマッシュリー・シンプソン
ジュリエット・ルイス(女優)アイアン・メイベン
ジミー・ファロン(男優)「ホット・タブ」ジョニー・ロケット
ダニエル・スターン(男優)アール・キャベンダー
ゾーイ・ベル(女優)ブラディ・ホリー
アリ・グレイナー(女優)エヴァ・デストラクション
ユーレイラ・シール(女優)シャニア・キャヴェンダー
カルロ・アルバン (男優)バードマン
小松由佳ブリス・キャベンダー(日本語吹替版)
日野由利加マギー・メイヘム(日本語吹替版)
山像かおりアイアン・メイベン(日本語吹替版)
石住昭彦アール・キャベンダー(日本語吹替版)
小森創介「ホット・タブ」ジョニー・ロケット(日本語吹替版)
音楽ランドール・ポスター(音楽監修)
挿入曲ローリーン・スカファリア"28"
撮影ロバート・D・イェーマン
製作バリー・メンデル
製作総指揮ドリュー・バリモア
ピーター・ダグラス
ナンシー・ジュヴォネン
ネイサン・カヘイン
ジョー・ドレイク
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術ケヴィン・カヴァナー〔美術〕(プロダクション・デザイン)
編集ディラン・ティチェナー
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4.《ネタバレ》 近年の活動からドリュー・バリモアは監督業にも進出すると思っていましたが、この監督第一作はラブ・コメとガーリー・ムーヴィーを知り尽くした彼女らしい良作になりました。いまもっとも輝いている女優のひとりであるエレン・ペイジの起用だけでなく、マーシャ・ゲイ・ハーデン以下の脇役陣も絶妙なキャスティングでドリュー・バリモアのセンスの良さが判ります。映画監督の力量はキャスティングにも顕れますからね。パンク丸出しのオープニング・タイトルのカッコよさと、遠くを見つめるエレン・ペイジを豚のオブジェの上に乗せたラスト・カット、こりゃソフィア・コッポラなんて目じゃないですよ! 可愛いけど不気味に大人びたエレン・ペイジの妹なんて、いかにも彼女らしい演出ですよね。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-07 00:39:20)(良:1票)
3.《ネタバレ》 まず言いたいのは、映画におけるタイトルって映画の一部だよ、マジで!シーンを変えるのと変わんないよ?わかってるのかー!バカタレー!作者の意図を尊重しないやつは□ね!ということです。なんでそうも熱くなるかというとこの作品がムチャ面白かったからです。「JUNO」「アメリカン・クライム」で旋律なインパクトを世間に与え、最近では「スーパー!」に「インセプション」と見事なキャリアメイクにすでに成功しているエレン・ペイジちゃんの、唯一のスポコンものです。もはやぼくは彼女が画面の中で躍動しているのを見れるだけで若干満足してしまう節があるのですが、そんな彼女の長いと言い切れないちょい太めな足や、背が低くて豊とは言えない胸など、“色気”の類いのパーツは弱いとは思うけれど、気が強そうで不器用そうな存在感にぼくは愛おしさを感じずにはいられません。それはまさにちょいブサかわいいドリュー様の後継者としてその姿が重なってきます。ドリュー様がティーンの時に演じたかった姿なんだと感じずにいられません。つまりこの作品における母子の構図とダブるわけです。また、エレンちゃんが己で見つけた、己の最も輝ける場所に立ち続けることを決めるわけですが、そこには多くの他者がいます。そこで学ぶのは、何歳になろうと青春は訪れるし、いつだって遅くはない、そして誰だってやっていいのがスポーツの素晴らしさであることを教えてくれます。さらにはローラーゲームの魅力もあますことなく表現し、ルールを知らない観客でさえゲームの成り行きに唾を飲み、興奮できるように鮮やかに描き、エレンちゃんのみならずドリュー様自身も身を以て画面の中で躍動してみせてくれます。構成としては使い古さているといえばそうですが、その中に散りばめられている要素は心震わす物ばかりです。特に好きなのは、プール!澄んだ水、必至に相手の元へ向う様、衣類が一人で脱げない姿。全てが初恋のメタファー!そしてタイトル「Whip it」仲間の力を借りて加速するスーパープレイであると同時に、この作品自体を比喩しています。家族、友人、仲間、初恋、失恋が人生におけるwhip it。ダイアリーとか、過去にしてんじゃねぇ!今この瞬間もwhip itじゃ!
ボビーさん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-10 21:13:23)(良:1票)
2.良い映画だった。まず最初にそう言っておきたい。
シンプルに、登場する人物たちの言動、展開される青春物語に感動した。
ベタで押し付けがましくもなりがちなプロットだけれど、それを独特の切り口で表現しており、部分的には目新しささえ覚える素敵な映画世界が映し出されていた。

この映画が“素敵”な要因は多々あるけれど、やはり何よりも挙げたいのは、二人の女性の映画人の魅力が溢れているということだと思う。

まずは主演のエレン・ペイジ。彼女の出演映画を観る度に、その不思議な魅力に知らぬ間に魅了されている。
決して印象的な美貌を携えているわけではない。背も小さく、映画のキャラクターそのままに地味な田舎娘という風貌である。
なのに、映画のストーリーが進むほどに、たまらなく魅力的になり、次第に心から彼女のことが好きになっている。不機嫌な仏頂面や、気怠そうに足を掻く仕草まで、彼女の女性としての、人間としての魅力に映ってくるから不思議だ。

そして、初監督としてこの作品を映し出したドリュー・バリモア。
正直なところ、彼女が映画を撮ると聞いても、期待は先行せず疑心の方が先立った。女優が監督業をして成功したということはあまり聞いたことがないし、彼女自体の少々破天荒な人間性からどれほどまともな映画が作り出されるものかとも思った。
しかし、結果としては、その彼女の破天荒な人生模様が、この映画の核心を築いている。
子役自体から長きに渡ってハリウッドの映画世界で生きてきて、「少女」時代に飲酒、喫煙、そしてドラッグにおぼれ、自殺未遂も図った。
堕落と苦悩を得て、再びエンターテイメント界に復活した彼女の人生観と力強さが、この映画に登場するすべての女性たちの言動に説得力を与えている。
そのことが、映画自体のリアリティに繋がり、ベタでありながら独特のオリジナリティーを醸し出している最大の要因だと思う。

己の体ひとつで、限られた空間と時間を疾走する女性たち。彼女たちの熱情は、ローラーコースを越えて、彼女たちの人生そのものを駆け巡るように、激しく美しくほとばしる。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-15 21:44:40)(良:1票)
1.主人公がローラーダービーに惹かれる瞬間を、チラシ配りの選手達が店を出て行く逆光の縦構図1ショットで印象づける技量。父親、母親それぞれが娘の出場するダービー会場へと向かう途中経過の描写などは省いても物語に一切支障なしとする大胆さと聡明さ。

対話シーンの切返しなどは極めてオーソドクスなのだが、圧縮と省略を駆使したシークエンスごとの繫ぎが圧倒的に巧く、テンポとスピード感は抜群だ。ありふれた物語でありながら、場面転換の妙によって観客を全く飽きさせない。簡潔性と経済性の美質が弁えられている。

一例あげるなら、ヒロインがコンテストの控え室から決勝戦の試合会場へ向かうシーン。車の発進をワイプの効果として使い、一人の少女がヒロインの着るはずだった衣装を纏い見送る姿を捉える。その簡潔にして雄弁なワンショットが、さらにラストのスピーチ原稿に連なっていく語り口の見事さ。

それでいて、物語とは無縁なショットの豊かさが映画を充実させる。金色の草原の情感。プールシーンの光の揺れや、二人の飛び込みと同時に水中に潜るカメラの垂直移動の気持ちよさ。腕立て伏せなどを始めてしまうあの司会者の可笑しなパフォーマンスは即興だろうか。
愛すべきキャラクター達の魅力的な表情を的確に掬い取る手腕に恐れ入る。

エンディングロールを見ると膨大な楽曲数なのだが、全編すっきりまとまっているのも好感度高い。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 23:21:58)
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【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 7.04点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
435.36%
5712.50%
6814.29%
71730.36%
81323.21%
947.14%
1047.14%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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