1.《ネタバレ》 劇場未公開作品だけど、めっちゃ面白かった!DVDパッケージを観ると、ダサイことダサイこと。こんなもん、自主的に手を取る層が思い浮かばない。かくいう自分だって「すげーつまらなさそう」と思いながらも、良質のCGアニメを出し続けるドリームワークスさんの作品だからハズレを覚悟で手にとったぐらいだもの。サブタイトルの「伝説の勇者たち」っていう余計な邦題も安っぽさに拍車をかけている。しかし、そんな安っぽさは本作には一切なし。
最新の最高品質のCGアニメである。最初から最後まで目を奪われっぱなしの美麗さ。世界各国を飛び回り、魔法がキラキラ飛び交い、
悪夢の黒い影がモワーっと覆う様を縦横無尽なカメラが追っかける。CGアニメの醍醐味はカメラワークの自由さだと思っているのだがいかがか。
メインキャラクターのビジュアルはとっつきにくいんだが、観ているうちにドンドン愛着がわいてくる。サブキャラクター達は圧倒的に可愛らしく、怪盗グルーと月泥棒の「ミニオン」級(パロってる感じもしたが)。とにかくキャラクターが走り回ったり、バトルをしているシーンに魅了されっぱなしであった。
精霊たちに思い入れがあればあるほどワクワク感は増すでしょうが、日本人にはピンと来づらいところもあるでしょう。あらかじめこの人達の知識があったほうがいいかもしれない。悪夢ばかり見ている子は、サンタクロースを信じよう!