野火(2014)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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野火(2014)

[ノビ]
Fires on the Plain
2014年上映時間:87分
平均点:6.17 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-07-25)
ドラマ戦争もの小説の映画化
新規登録(2015-08-03)【カニばさみ】さん
タイトル情報更新(2021-07-24)【イニシャルK】さん
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監督塚本晋也
キャスト塚本晋也(男優)田村一等兵
リリー・フランキー(男優)安田
中村達也〔男優・1965年生〕(男優)伍長
原作大岡昇平「野火」
脚本塚本晋也
音楽石川忠
撮影塚本晋也
製作塚本晋也
海獣シアター
配給海獣シアター
編集塚本晋也
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1.《ネタバレ》 塚本晋也監督の資質が非常に素晴らしい形で発揮された奇跡とも言える傑作だったと思います。塚本晋也監督はこれまで主人公が異常な世界に紛れ込んでしまい、その不条理な状況を彷徨っている内に、どんどん異質なものに変貌していくというホラー作品が多いですが、このフォーマットをレイテ島で彷徨い続ける第二次大戦末期の日本兵に当て嵌めたそのセンスがまず素晴らしいです。
ゲリラと仲間内の裏切り等によって疲弊していき、最終的に人肉を求めてしまう様な人間に変貌していってしまう、その戦争の恐ろしさ。何より恐ろしいのが、これは映画でありますが、実際のレイテ島で起きていた事実とは全く同じであるということです。レイテ島の戦闘に参加した日本兵の多くが戦闘ではなく、餓死で死んだというのは有名な話、しかしその事実を映像で見せられると「戦場で死んでもこんな目に会いたくない」という気持ちになりました。
大抵の人がそうであると思いますが、子どもの頃に観たショッキングな映画というのは、脳裏にこびり付いて消えないことがあります。戦争映画なら私は子どもの頃に観た『プライベート・ライアン』の戦闘シーンは未だにトラウマとして記憶に強く残っています。逆に大人になると、どんなに感動的だったり、ショッキングな映画を観ても、いつの間にやら記憶から薄れてしまうものですが、本作は現在鑑賞から日数が経っても未だに消えてくれません。そのくらいのパワーを持つトラウマ映画になりました。特に映像として消えてくれないのが、日本兵たちが夜のうちに行軍をするも、敵兵から集中的に射撃されてハチの巣にされる場面で、一人の兵隊の脳味噌が零れ落ちて、その脳味噌を逃げようとする兵隊が踏みつけるというシーンです。これ程、人間の尊厳とか色々がゴミの様に扱われるシーンを私は知らない。しかし当時は普通に起こっていたことでしょう。戦争の恐ろしさ、人間を人間とも思わない行為の恐ろしさを伝える作品としては、生涯ナンバー1の作品でした。
民朗さん [映画館(邦画)] 9点(2015-09-17 07:25:59)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.17点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
428.33%
5520.83%
6729.17%
7312.50%
8520.83%
914.17%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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