2.こういうの、大好き。
私も、その昔初めて『激突!』を見たときのことを思い出しました。こんな小ネタっぽい題材で映画一本分、成立するんだろうか、などと思ってたら、もう、成立し過ぎて困っちゃうほどの面白さ。シンプル故に、逃げ場もない。
その時は、「だから映画って、面白いよね」と思ったものの、だけど実際には、なかなかそういう作品にはお目にかかる機会もなく。
だもんで、はい、この作品も、貴重です。
ひたすらだだっ広い砂漠で、追う者と追われる者。どこからともなく飛んでくるライフルの弾のコワさ、なんかこう、背中が無防備な状態の姿を見ただけで、ムズムズしてきます。
数々の雄大な光景が映画に登場しますが、それが「ただキレイな光景」というだけではなく、せれがそのまま、主人公の過酷な状況も表していて。
もう一度言おう、こういうの、大好き。