1.《ネタバレ》 いやぁ、近年観た邦画の中では文句なく観応えがある方だ。
最後まで観て、エンドロールでやっと原作が寺山修司と知った。
そりゃあ、昭和の臭いがするわけだ。
でも何で平成の今、これを創ろうと思ったのかな?
早速、図書館でキネマ旬報のバックナンバーでチェックしようっと。
とにかくボロジムに二人が入会した時点で、あぁこりゃ二人の死闘で締めくくるなとは思ったけど、
そこに至るまでの過程が本当に厚みがあって、良かった。
前篇とは違い、後篇はヤンイクチュンが存在感を見せ、目力のつよい菅田将暉との死闘までの流れをつくる。
キネマ旬報の主演・助演男優賞をこの二人で勝ち取るくらい、二人が魅力たっぷりでね。
ユースケ・サンタマリアも、でんでんも魅力充分で、いつまでもこのメンバーの話を見ていたいなぁと思うくらい。
でもラストがあれとは・・。
ちょっと切ない。
ヤンイクチュンの切なさすぎに、マイナス1点の9点献上!