シェイプ・オブ・ウォーターのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シェイプ・オブ・ウォーター

[シェイプオブウォーター]
The Shape of Water
2017年上映時間:119分
平均点:6.72 / 10(Review 64人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-03-01)
ドラマラブストーリーファンタジー歴史ものロマンスモンスター映画
新規登録(2017-11-25)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2018-11-30)【たろさ】さん
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監督ギレルモ・デル・トロ
キャストサリー・ホーキンス(女優)イライザ・エスポジート
マイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)リチャード・ストリックランド
リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕(男優)ジャイルズ
オクタヴィア・スペンサー(女優)ゼルダ・フラー
ダグ・ジョーンズ〔男優〕(男優)不思議な生きもの
マイケル・スタールバーグ(男優)ロバート・ホフステトラー博士
ローレン・リー・スミス(女優)イレーヌ・ストリックランド
ニック・サーシー(男優)ホイト元帥
デヴィッド・ヒューレット(男優)フレミング
安原義人(日本語吹き替え版)
咲野俊介(日本語吹き替え版)
田野恵(日本語吹き替え版)
魚建(日本語吹き替え版)
伊藤和晃(日本語吹き替え版)
楠見尚己(日本語吹き替え版)
森田順平(日本語吹き替え版)
原作ギレルモ・デル・トロ
脚本ギレルモ・デル・トロ
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影ダン・ローストセン
製作ギレルモ・デル・トロ
配給20世紀フォックス
美術ポール・デナム・オースタベリー(プロダクションデザイン)
その他ジェームズ・キャメロンスペシャル・サンクス
イーサン・コーエンスペシャル・サンクス
ジョエル・コーエンスペシャル・サンクス
アルフォンソ・キュアロンスペシャル・サンクス
デヴィッド・S・ゴイヤースペシャル・サンクス
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥスペシャル・サンクス
ジョアン・スファールスペシャル・サンクス
スティーヴ・ワン〔特撮〕スペシャル・サンクス
エドガー・ライトスペシャル・サンクス
あらすじ
米政府の研究施設で清掃員として勤めるイライザ。彼女は幼少期のある出来事によって声を失っていた。ある日、厳戒態勢の下で施設内に謎めいた生物が搬入される。偶然にもそれを目撃してしまった彼女は以来すっかり魅入られてしまい、監視の目を盗んではラボに侵入するようになる。果たしてその生物の実態とは?そして、それを捕らえた米政府の目的とは?やがて、その生物の行く末を案じたイライザは思い切った行動に出るが…。ギレルモ・デル・トロ監督がメガホンを取り第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞と第90回アカデミー賞の作品、監督、美術、音楽の4部門で受賞したファンタジックなラブストーリー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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7.《ネタバレ》 公開から早6年余り。気になっていながら何故か縁がなく、遅れ馳せながらアマプラにて鑑賞しました。そして、そのタイムラグがあってこそ、尚更に現代的な愛が語られる大人のファンタジーとして受け止めました。

全編を通じてフィルターの如くヒロインを覆う緑色。そこに落とし込まれる血の赤、映画館のドアの赤、終盤になって変化するヒロインのカチューシャ(ヘアバンド?)の赤、ラストシーンのヒロインのオーバーコートの赤。更には異形の生物の発する青い光。それぞれに象徴的な色使いの妙ですね。

そして、これもまた全編を通じて細密に描かれる60年代。それは背景であったり大道具小道具であったり映像であったり音楽であったり家族の風景であったり。作り手の拘りの極みと言ったところでしょうか。勿論そこにも象徴的な意味合いがそれぞれに込められている。

異形の生物(個人的には塩水の矛盾はあるものの「半魚人」というより「半両生類」と感じましたが)の造形も素晴らしく、異形でありながら深い人間性が込められ、所作も含め表情豊かに演じられているところには感動すら覚えました。

最初から最後まで大人のファンタジー、大人版「美女と野獣」或いは「人魚姫」として世相を反映しつつ語られる純愛の物語。傑作と称して間違いない作品に9点献上します。

1点マイナスの理由?ラスボス的存在の権力の象徴たる元帥閣下が、無傷のままに物語が終わったことがあまりに現実的でやるせなかったというところでしょうか。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-04-03 16:25:38)(良:1票)
6.《ネタバレ》 マイノリティのための映画。基本、インドア派で友達の少ない私には、色々と感情移入できるところもありました。いや、素直に感動しました。エログロ系のどうかなと思うシーンもありましたが、単なるメロドラマにしないためには必要だったのかも。で、彼女には最初からエラがあったんですか?それとも彼が作ってあげたんですか?あと、私も頭触ってほしいです。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-12-24 16:11:36)(笑:1票)
5.《ネタバレ》 「ヘルボーイ」「ラビリンス」の監督だもん。
こういう映画、充分「有り」だよね~。

思うにデルトロは女性のきれいな体とクリチャーのラブシーンを描きたくて、
こんなラブストーリーを創ったんじゃないかなぁ。
美しいシーンが多く、手元に置いておきたい映画の一本です。

クリチャーとサドっぽいキャラ。
この二つがデルトロ映画の肝ですよね。
最高です。
ストーリーが分かりやすいのも、また良し!ですっちゃ。
トントさん [DVD(字幕)] 9点(2018-09-29 17:45:11)
4.まず、完璧と言う言葉が浮かびました。
ひとつひとつのシーンが完璧だなと圧倒されて。
それは、暗い画面でも見たいものがはっきり見える。
ダークで醜いはずのものが美しい。
半魚人の深緑や金属やガラスケースでさえも、くすんだ綺麗な色合いにため息が出ました。
隅々までこだわったビジュアルの完成度の高さは、受賞するに値するものだと納得。
監督の夢が実現できたし、私も見せてもらえて嬉しい気持ちになりました。

もともとB級好きなので、こんな綺麗な半魚人にうっとり。
ゆで玉子に夢中なところも可愛いし。
水中での華麗な動きもさすがですね。

ラブシーンは私の不得意分野なので、他の方のレビューにお任せして。

(ここからはB級好きの独り言として読んでください。)

そして私は声を大にして言いたい。
監督の趣味でしょうね。
スイッチ他メカ類のビジュアルのすばらしさ!
どんどん、どんどんスイッチが出てきますがとっても綺麗で私の趣味にぴったり。
全編通して見ごたえあるメカいっぱいで、大満足。
例えば、監視カメラを映すテレビなども素晴らしかったですねぇ。
メカを見る作品ではないのですが、私の心がワクワク盛り上り、ルンルンが止まりませんでした。
良い仕事してるな~監督。

もう一度細部に見惚れたい、秀作。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2018-03-24 16:05:24)(良:3票)
3.《ネタバレ》 評判どおりの怪(快)作でした。60年代初頭という舞台設定が効いていて、序盤は、挿入されるタップダンスやミュージカルの音楽などウェルメイドな往年のハリウッド娯楽映画風なのに、徐々に、冷戦・人種・家族をめぐる社会問題が絡んできて、でも最後はしっかり「愛」の物語として昇華されてました。印象的だったのは、悪役ストリックランドの家庭は、まさに50年代のファミリードラマが描いてきた「理想の家族」そのものであり、彼に対峙して「怪物」を守ろうとする主人公たちは、障害、人種、同性愛、イデオロギーといった点で、その「理想」の家族像から最も遠いところにいる人たちだったこと。でも、その遠い世界にいる人たちこそが、もっとも「人間らしく」生きているという逆説を描ききった、美しいラストシーンでした。そこにスパイスとして絡んでくるエロやグロも、人が生きるということにつきまとうものに目を背けず、それと共に生きるからこその美しさを描くんだという監督の信念を感じました。あと、主人公が突然歌い出すミュージカルのシーンは、伝統的なハリウッド映画の手法を使って「古きよき」映画を支えてきた固定観念みたいなものをひっくり返す名シーンだったと思います。だって、歌い出すのは言葉が話せない質素な掃除婦の女性で、そのお相手は卵を食べるのに夢中な半魚人ですよ。でも、そのシーンの美しさたるや。1年前にオスカーを賑わした美男・美女のミュージカル映画との対比も面白いです。ギレルモ・デル・トロ監督はハリウッドでは異色の職人監督というイメージでしたが、その彼がいつのまにかハリウッドのど真ん中で、もっとも現代のハリウッドらしい映画を撮っているということにも、ちょっと胸が熱くなります。それにしても、キュアロン、イリャニトゥに続いて、今のハリウッドはメキシコ出身監督なしには成立しない場所になりましたね。いろんな意味で現代を象徴する一作品だと思います。
ころりさんさん [映画館(字幕)] 9点(2018-03-12 10:55:37)(良:3票)
2.《ネタバレ》 最初に彼女は「姫」と形容され、声の出せない「姫」ということで「人魚姫」なのだとわかる。
権力を持たない登場人物たちは皆二面性を持ち、抑圧され、秘密を持ち、互いに寄り添いながら生きている。そしてこの物語を通して自分の知らない自分を発見/表現していく。
だいたいそうなるだろうという予想は裏切られることはないが、その場面を目にした時に震えが走った。特に首の変化に。
マッチョな敵がいて成り立つ話ですが、まだまだこの世は二元論的なテーマに添っている、ということですね。
どうかふたりが幸せに暮らしていますように。
半漁人上等です。というかそこまで異形の相手や、心身ともに変化する自分自身を受け入れられたらもう怖いものはないと思います。
えんびすさん [映画館(字幕)] 9点(2018-03-05 22:06:30)
1.《ネタバレ》 予告編を見た段階では、面食いの私としてはこの主役に感情移入することはないなと思っていたのだが、実際には開始数分位でこのヒロインを可愛いと感じてしまい、後は最後まで引きずり込まれて見てしまった。
ストーリー上はいろいろ突っ込み所はあると思うが、ファンタジーとして見れば私としては全然問題では無かった。
半魚人というのは一種のメタファーで恐らく今のアメリカ社会はマイノリティに対する待遇が変わりつつあると思うのだが、マイノリティに対する優しい視線と厳しい現実を描き、この監督自体オタク少年でマィノリティであったためにその心情と現代に対する警告を描けたのかと思う。
ファンタジーでありながらも1本筋の通った主張があり、なおかつ面白いというある意味理想の映画表現のような気がする。

印象的な素晴らしいシーンも多いのが嬉しかった。特にヒロインが半魚人に抱かれている表情やミュージカルのシーンや。

それと、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」と「ドリーム(Hidden Figures)」に出演していたオクタヴィア・スペンサーがこの作品でも主人公の同僚で友人として出演していたが、彼女は名作請負人と思えてしまう。
rosebudさん [映画館(字幕)] 9点(2018-03-04 18:51:40)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 64人
平均点数 6.72点
000.00%
123.12%
200.00%
323.12%
434.69%
557.81%
61523.44%
71625.00%
81015.62%
9710.94%
1046.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review7人
4 音楽評価 7.80点 Review5人
5 感泣評価 6.20点 Review5人
chart

【アカデミー賞 情報】

2017年 90回
作品賞 受賞 
主演女優賞サリー・ホーキンス候補(ノミネート) 
助演男優賞リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕候補(ノミネート) 
助演女優賞オクタヴィア・スペンサー候補(ノミネート) 
監督賞ギレルモ・デル・トロ受賞 
脚本賞ギレルモ・デル・トロ候補(ノミネート) 
撮影賞ダン・ローストセン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
美術賞ポール・デナム・オースタベリー受賞 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 
録音賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2017年 75回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)サリー・ホーキンス候補(ノミネート) 
助演女優賞オクタヴィア・スペンサー候補(ノミネート) 
助演男優賞リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕候補(ノミネート) 
監督賞ギレルモ・デル・トロ受賞 
脚本賞ギレルモ・デル・トロ候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ受賞 

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