万引き家族のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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万引き家族

[マンビキカゾク]
2018年【日】 上映時間:120分
平均点:6.84 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-08)
ドラマ犯罪もの
新規登録(2018-04-07)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2018-09-11)【3737】さん
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監督是枝裕和
キャストリリー・フランキー(男優)柴田治
安藤サクラ(女優)柴田信代
松岡茉優(女優)柴田亜紀
樹木希林(女優)柴田初枝
池松壮亮(男優)4番さん
緒形直人(男優)柴田譲
森口瑤子(女優)柴田葉子
山田裕貴(男優)北条保
片山萌美(女優)北条希
柄本明(男優)川戸頼次
高良健吾(男優)前園巧
池脇千鶴(女優)宮部希衣
蒔田彩珠(女優)柴田さやか
脚本是枝裕和
音楽細野晴臣
撮影近藤龍人
製作石原隆〔製作〕
ギャガ
フジテレビ
配給ギャガ
美術三ツ松けいこ
衣装黒澤和子
編集是枝裕和
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7.先行公開の初日に観に行く。
三度目の殺人がまったく面白くなかったし、海よりも〜もそれほどだったので
不安だったけど、とてもよかった。いい映画。
miumichimiaさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-15 15:26:43)
6.土手を歩いていて、下校途中の同い年くらいの男の子たちとすれ違ったときに「学校は勉強できないヤツが行くところだ」と呟く祥太。
家のすぐ隣で楽しげにボール遊びをする父子の声を聞き、空気を溜めたビニール袋をサッカーボールに見立てて祥太と戯れる空想を始める治。
こういう『一般的』とされる人たちと、本作に描かれる『特殊』な主人公たちを対比する演出がさりげなくて自然で好き。
そのときに『一般的』とされる人たちの顔をあまり映さないのがポイントだと思った。一般的な生活を営む人からすると、この家族はあまりに異質で、交流するきっかけもなく、自分たちからは『見えない存在』となっている。もっといえば、異質すぎる故に交流することを拒み、わざと見ないようにしているのかもしれない。
その一方で、この万引き家族のような『特殊』な側に立つ人たちも、他人から知られてはいけない秘密を抱えている故に、社会から目をつけられないように『見えない存在』として生活することとなる。

見えない現実。見たくない現実。
それを優しいトーンで僕たちに見せてくれる是枝さんの変わらぬ意思に感銘を受けるばかりです。
Y-300さん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 23:55:12)
5.《ネタバレ》 特殊な同居人構成の擬似家族を通じて「家族とは何か」を丹念に描いていますが、カンヌ受賞もむべなるかなな傑作だと思いました。
映像のトーンがやや昔の映画のようにざらついていて、海水浴や花火、雪だるまのシーンなど誰にでもある家族との思い出を呼び起こすシーンが随所に散りばめられ、観ていて切なくなりました。一つ屋根の下に暮らすどの家族もいつかは誰かが死んだり、家を出たりで同じ形ではいられなくなりますから。
BGMも殆ど無いため過剰な盛り上げもなく、映像に集中出来ました。
最後の方の取り調べシーンなど、本作でも安藤サクラの存在感・演技は圧倒的でしたが、子役二人も素晴らしかったです。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-03 23:54:50)
4.《ネタバレ》 まず演出や編集が抜群に上手い。この登場人物たちはなぜ疑似家族になったのか、ならざるを得なかったそれぞれが抱える問題とは何か、というのを説明的でなく話が進むにつれてじわじわと開示していくやり方や、行間を作りつつ観客の想像に委ねる・観客に想像させるギリギリのラインの編集の仕方が凄く上手い。前作の三度目の殺人よりも少し観客寄りになり研ぎ澄まされた感じがした。
普段よくニュースで見聞きする、万引き、強盗、子供の虐待やネグレクト、痴情の縺れの殺人、年金の不正受給、孤立した老人、身を売る家出少女など、目を背けたくなるような社会の闇を全部まとめて突っ込みましたという感じで、まぁ実際にはあり得そうにないこの映画のこの疑似家族は(細野晴臣の静かで奇妙?な音楽も相まって)どこか戯画的というか寓話的に描かれており、もちろん間違いだらけのことばかりでそのツケが周り最終的に離散する訳だけど、そういった善人でない、間違いだらけの登場人物がメインだからといって「同感できない」「犯罪を美化するな」とか言って批判するのは違うのでは、と個人的に思う。
この疑似家族は全員血縁による「本当の家族」では幸せになれず、疑似家族になることで幸せを感じることができていたが、それを引き裂くのが一般的に正義とされる福祉や警察であり、果たして血縁による戸籍上の、本当の家族というのが正しいのかということや、犯罪の温床は貧困であるということを痛感させられる社会的に底辺の、正当な手段を知らない、とることができない、犯罪行為をしなければ生きていけない人々が存在するという社会の矛盾や問題を提起している。とても暗いし重い。
しかしストーリーの中で主人公のポジションにスライドしていく祥太は歳を重ねていることもあり、万引き行為や初枝の死体遺棄、初枝のヘソクリを貪ったり、ゆりにまで万引きをさせる疑似両親たちに疑問を抱き、わざと万引きに失敗し捕まることで疑似家族と犯罪により生計を立てることから決別し、真っ当に生きることを選択する。また、ゆりは間違いだらけの疑似家族の中で、数少ない「本物の正しい」優しさや愛情を知ることで、実の母親の愛の無さを知る。当初は虐待する両親とベランダだけの狭い世界で生きてきた、ベランダの塀の隙間から外を覗き見ていたゆりだったが、疑似家族と愛情を知ることで、ラストカット、生きる希望を外の世界に見いだすことができたようにゆりはベランダの塀の上から外を眺める。
疑似家族を経て対照的なものを得た子供ふたりが成長した姿に希望を抱かずにいられない。
eurekaさん [映画館(邦画)] 9点(2018-06-22 09:50:17)(良:1票)
3.《ネタバレ》 是枝監督得意のリアルな台詞回しに、超ド級の演技派キャスト(特に安藤・樹木・松岡)が加わり、冒頭の食卓シーンだけでお腹いっぱいになれます。
鍋から直接菜箸で麺をすする安藤サクラ、食べてる横で爪を切る樹木希林。むせ返るような生活感の嵐に飲み込まれ、つかみはOK。
毎度感心させられる子役の演出は今回も冴え渡っています。

「歩いても歩いても」や「海よりもまだ深く」でもリアルな家庭描写は秀でていましたが、今回はさらに安藤サクラが加わったことが大きかったのではないでしょうか。
終盤の取調べシーンはもちろん素晴らしいのですが、それ以外にもパートの同僚への口封じや、婆さんの死後の冷めっぷり等、
ゾッとするような冷淡さを見せながらも愛さずにはいられない複雑なキャラクターを見事に演じきっています。しかも恐ろしく自然に。

また過去の是枝作品では過度にエモーショナルにならない抑制された演出が物足りなさにもつながっていましたが、
今回は淡々と進む中にも、松岡茉優と池松壮亮のやり取りや、安藤サクラとリンちゃんの風呂場と焚き火のシーン、音だけの花火をみんなで見上げるシーン等、
情緒的なシーンも適度に盛り込まれていて、過去作と比べてもより一般大衆に向いた作りになっているのではないでしょうか。

個人的には圧倒的な女優陣に比べて、リリー・フランキーの演技力はワンランク落ちるかなあというのが気になる所でした。
まああて書きしただけあって、たたずまいや雰囲気はこの一家のダメ親父にピッタリですし、本業イラストレーターって考えたらそれでも凄いんですが。
でも純粋な演技力で言ったら専業の役者にはまだ劣っていると思うんですけどねえ。
今の映画界は本当にリリー・フランキーとピエール瀧が好きですね。

ラストについては、救いがないと感じる人も多いかも知れませんが、自分はリンちゃんの視線の先に誰かがいたにせよ、いなかったにせよ、
あの一瞬の表情が、一家で過ごした時間を肯定しているものと感じました。
カンムリワシさん [映画館(邦画)] 9点(2018-06-13 00:30:22)(良:2票)
2.《ネタバレ》 「本当の家族」とは何なのか。
「偽物の家族」に絆はあるのか。
そんなことを考えさせられました。

生活水準はかなり低そうに描かれている万引き家族ですが、悲壮感は漂っていません。
むしろ、昭和の幸せそうな大家族にすら見えます。
しかし、法律や世間は彼らのような結び付きを許さず、冷たく突き放します。
家族崩壊のきっかけが、新たに家族として加わった幼い女の子の万引きというのも、らしいところです。

「捨てたんじゃない、拾ったんです。」
「普通のおじさんに戻るわ。」

夫婦役の2人の名演っぷりと、この印象的なセリフが頭に残っています。
結局、バラバラとなった家族の末路は詳細には描かれず幕を閉じますが、きっとみんなそれほど幸せではないだろうと想像します。
アーウーマンデさん [映画館(邦画)] 9点(2018-06-12 02:35:12)(良:1票)
1.《ネタバレ》  現代の貧困社会を描いた作品という先入観で見てきましたが、象徴的に「スイミー」が引用されているように限界な人たちのコロニーへの逃避の話でした。黒い魚がいなかったからでしょうか、彼らは現実に勝てず現実的な、終盤の警察のシーケンスに入っていきます。気のきくオヤジ(柄本明)の店が忌中だったところが映画的なサインなのでしょうか。
 全体を通して演技は自然に行われ、序盤の食卓のシーンから高い品質が伺えます。各人の労働の設定も現代的で、ダメそうなオヤジが「日雇いだけど労災出るって」とぬか喜びして帰ってくるところや、クリーニング工場のパートというリアル感。また若い女が性風俗で働いているという設定も、他作ではありがちな安易にキャバ嬢にせず「見学JKリフレ」という2010年代のガチ性風俗トレンドをぶっこんでいます。
 審査員が一新されたカンヌで大賞を取った要因は、信代(安藤サクラ)のシーンのほとんどがカンヌ女性審査員長の好みに適合した、これに尽きるでしょう。特にゆり(じゅり・りん)ちゃんの持ってきた服を庭でたき火して「好きだからたたくなんてのは嘘。好きだったらこうするの」と抱きしめるシーン。「このシーンでカンヌを取った」といっても差し支えないところです。ほかにも祥太にゲップ指南するところも秀逸です。4人の女性はそれぞれの年代の危機を乗り越える人でありながら、彼女たちの強さや誇りは一様に弱者に対する共感です。是枝監督のエゴの表出でもあるわけです。
 お互いのことを皆まで話しているわけではないこの家族もどきたちは、例えば男関係で今日いいことがあった信代と亜紀(松岡茉優)は出来事のヒントだけで楽しく盛り上がれます。亜紀は意地の悪い女性警官(池脇千鶴)に吹き込まれ、おばあちゃんは金のために私と生活していたのかと疑うことになりますが、ときおり亜紀の体温を感じては「良いことがあったの、嫌なことがあったの」と見破る態度は彼女のことを親身に心配していることがわかります。警察は都合を優先し共感を後回しにしているのでこの作品では悪者ということになるでしょう。
 しかしこの人たちがそれこそ「偽物だからこそ、選んだからこそ絆が深い」とは言えないと思います。これはあくまで友情です。ラストシーンでは、乳歯が抜け、海へ行った思い出を持ち、アホな数え歌を覚えたゆりちゃんが、あの人たちを探すようにします。きっと彼女はそれなりに成長を果たしたといえるのでしょう「洋服を買ってあげる」にきちんと拒絶の意思を示せました。2月のあの日、コロッケを3つ食べていなければ死んでいた彼女は、それまでの人生、天国にいったおばあちゃんに優しくされて育ちました。そのあとの人生の危機に訪れた家族のようなふりをしたがるあの人たちはきっと、のび太にとってのドラえもんのような存在に違いありません。
hiroshikasugaさん [映画館(邦画)] 9点(2018-06-09 01:10:04)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 6.84点
039.68%
100.00%
200.00%
300.00%
413.23%
526.45%
639.68%
7516.13%
8929.03%
9722.58%
1013.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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